信用掛け目(しんようかけめ)

信用掛け目とは、信用取引において、証券会社に差し出す委託保証金に代用有価証券を用いる際に、個々の銘柄の担保価値をパーセンテージで表したもの。

掛け目が60%なら、その銘柄の株価の60%が担保価値となる。仮に代用有価証券の株価が下落すると、担保価値が目減りするので、委託保証金率を割り込まないように注意する必要がある。

2006年1月17日のライブドアショックの当日、マネックス証券が場中にライブドア関連5銘柄の信用掛け目を一斉にゼロにしたことにより、追い証の連鎖的強制決済が懸念され、暴落が引き起こされた。

信用掛け目をゼロにするということは、代用有価証券の担保は無価値だと宣告されたのに等しい。その場合、当然他の有価証券を代用するか入金する必要に迫られるが、出来ない場合は追い証の強制決済で反対売買が行われる。

関連語

追い証・追証