騰落レシオとは、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割り、100を掛けてパーセンテージに直した指数。売られ過ぎや買われ過ぎなどの相場の過熱感を判断できる。
100%の場合は、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同数ということ。120%なら、値上がり銘柄数が20%多いということになる。逆に80%なら、値下がり銘柄数が20%多いことになる。
5日間の値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数で求めた数値を5日騰落レシオと言い、短期の相場の過熱感を計るのに用いられる。
25日間の値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数で求めるのを25日騰落レシオといい、中期の相場の過熱感を計るのに用いられる。一般的には25日騰落レシオを用いる。
60%以下は底値ゾーン、120%以上は高値警戒ゾーンとなる。覚えておけばいいのは、騰落レシオが60%以下の場合は空売りを仕掛けるのは危険、逆に120%以上の場合は新規に買い建てるのは危険ということ。逆に言えば、底値圏では買い姿勢、高値圏では売り姿勢に入ればよい。
最近(2006年度)は騰落レシオの底値ゾーンに触れると反発し、高値ゾーンに触れると急落する相場となっている。
他のテクニカルチャートと同じで、必ずしも当たるとは限らないが、知っておいて損はないチャートなので、売り建てる場合や買い増す場合には、騰落レシオを確認する癖を身につけておくことが大事。