あれはもう、かれこれもう7~8年ほど前のことだろうか。ハイスペックパソコンを安く組み立てたいという事で、自作PCの制作を試みた事があるのだが、見事に失敗した。結論から言うとWindows Vistaがハードディスクドライブを読み込まなかった。おそらくハードディスクドライブが故障していたか、パーツ同士の相性が悪かったのだろう。
昔別のサイトに掲載していた記事を久しぶりに掘り起こしたので、せっかくなのでこの場を借りて、自作PCの制作体験談を掲載していこうと思う。ハイスペック自作PCを検討中のカメラマン諸氏のお役に立てて頂ければ幸いだ。
またまた結論から先に言うと、自作PCを検討しているなら、NECや富士通、東芝などの日本製のデスクトップパソコンか、アップルのiMacを買った方が良い。特にアップルは超ハイスペックがPCがラインナップされているので、金に糸目を付けなければ簡単に手に入る。時間の節約になるし、保障はあるし、確実に動作するからお金が無駄にならない。
自作PC制作のきっかけ
インターネットサーフィンをしていたら、自作PCに没頭している独身女性が増えているというニュースを見かけ、自作PCに興味を持つ。
今現在使っているノートPCは2年半前に購入した10万ちょっとの製品で、ブラウザの部分が若干モザイクっぽく表示されていたり、DVDを再生したときに、暗い部分がモザイクになったりで、当初から不満点が多く、その原因が分からず悶々としていた。
おそらくグラフィックカードが低品質だからだろうと踏んでいたので、自分自身でグラフィックカードを選んで表示の綺麗なPCを自作できることに魅力を感じる。
また、フォトショップやイラストレーターを使用する際に動きが重く感じることや、一眼レフデジカメで写真を撮ったり、イラストを描いたりしだしたので、今使っているノートPCではどうしても力不足の感が否めない。
また仕事中に高画質のDVDを見たり、部屋のテレビが85年製で古いので、パソコンで気軽にテレビも見られるようになればいいなと考えていたので、自作PCに挑戦してみようと思い立つ。他にも新しく発売されたWindowsのOS「vista」を体験してみたいというのもあった。
色々と自作PC系のサイトを見て分かったことは、一昔前は、コストの面でメーカー製PCよりも自作PCの方が安く作れるというメリットがあったけれど、今現在は価格面ではメーカー製PCとほとんど変わらず、むしろ自作PCの方が高く付くこともあるらしいという事。
じゃあ自作PCのメリットって一体何なんだと調べてみると、その後の拡張性の柔軟さにあるらしい。
つまり、メーカー製PCは、ハードディスクが壊れたら取り替えるのは難しいけれど、自作PCならハードディスクだけでなく、その他の部品も簡単に取り替えることが出来たり、性能の高い部品に取り替えたり、機能を拡張させたりすることが出来る。
長期的に見れば、壊れたら丸ごと買い換えなければならないメーカー製PCに比べて、壊れた部品を取り替えれば長く使い続けることが出来る自作PCの方が、コストの面でメリットがある。また、自分で部品を選んで作るので、PCに関する知識を自然と習得できる。