今日のことになるのだけれど(日付的には昨日)、撮影から帰って、キヤノンの純正RAW現像ソフト「デジタルフォトプロフェッショナル(DPP)」を使って1000枚程の写真を一時間ほど掛けてRAW現像、さぁこれからJPEGに変換するぞ、とボタンを押して、パソコン上で他のことを始めたら、DPPが「強制終了」した。
DPPの場合、一時間の労苦が水の泡、となる。なぜかというと、DPPを再起動しても一度調整したパラメータが全部リセットされてしまい、撮影時の状態に戻ってしまうのだ。DPPに限らず、Photoshop等のアプリケーションでも、強制終了は度々起こる悲劇だ。
今回はそんな悲劇に見舞われて、数時間の苦労が水の泡にならない為の予防法を書き連ねていきたい。
こまめに他のフォルダをクリックする
これはどういうことかというと、DPPは他のフォルダをクリックして移動すると、今まで現像していたフォルダのRAW現像のパラメータが保存される仕組みになっている。
不意のアプリケーションの強制終了によるパラメータの初期化を防ぐ最も手っ取り早い方法となる。
一度DPPを閉じる
アプリケーションを閉じることで、RAW現像で編集したパラメータが保存される。RAW現像を休息するときには、アプリケーションを閉じるのも良いだろう。ただし、アプリケーションを終了させたときが一番強制終了が起こる可能性が高かったような記憶もあるので、一番目に上げた他のフォルダをこまめにクリックする方法の方をお薦めする。
Lightroomに乗り換える
アドビのRAW現像ソフトLightroomは、RAW現像のパラメータをいじっただけで、変更が保存される仕組みになっている。たとえアプリケーションの強制終了に見舞われても、次にアプリケーションを立ち上げたときには、編集したパラメータがきちんと保存されている。
おまけにDPPよりも処理速度とJPEG変換が速い。嫌気がさしたら乗り換えるのも1つの手だろう。
1000枚の写真のRAW現像でも1時間以内に終わらせることが出来るようにする
500枚、1000枚のRAW現像を行うのに、3時間、4時間、あるいは休日を丸1日費やしてしまう場合は、強制終了に見舞われると本当にキツい。
しかし1000枚の写真のRAW現像でも1時間以内に終わらせることが出来るテクニックを身につければ、たとえ強制終了に見舞われて編集したデータが初期化されても、ものの15分で編集したパラメータに戻すことが出来る。
実際に僕も、15分程度でRAW現像を再編集して終わらせた。RAW現像を早く終わらせるためのテクニックに興味のある方はプレミアム記事を購入して頂ければと思う。