絶対にやってはいけない外付けハードディスクの取り扱い

先日、よく撮り合いをしているコスプレイヤーさんから、購入して間もない外付けハードディスクが壊れたという相談を受けた。

話をよく聞いてみると、電源は入るのだが、ファイルにアクセスできないという。今まで撮影して貰った大切なコスプレ写真にアクセスできない。付属のCDでソフトをインストールしたのだが、それが不具合の原因かも知れないと話していたものの、全く原因がつかめなかったので、更に話を詳しく聞いてみると、ミシンの足踏み用のACアダプタ電源だと思って捨ててしまったのだそうだ。

それでミシンの足踏み用のACアダプタを代わりに繋いで、外付けハードディスクが立ち上がるかどうか試したのだという。

それはとても厄介な展開だ、と笑顔で相づちを打ちながら思った。

後日談として、電気店に相談に行ったら、ACアダプタだと電圧が足りないので、電源はついてもハードディスクは機能しなかったとの事。無事彼女はデータにアクセスする事ができ、こちらから再度データを送る手間も省けた。

他の製品のアダプタを繋いだ場合、電圧が強すぎるとハードディスクが壊れる可能性もある旨も説明されて、ミシンの足踏み用のACアダプタで良かったね、という話で落ち着いたのだった。

外付けハードディスクの電源はDCアダプタとなる。どの電化製品にも言える事だが、間違えて捨てたからといって、別の製品のアダプタを繋いで試みるのは大事故に繋がりかねないので、絶対にやめておこう。

あと彼女は、保証書が印刷されている外箱以外の付属品、CD-ROMや取扱説明書の類いもすべて捨ててしまったと言っていてちょっとビックリした。これらも後ほど必要になってくる事があるかもしれないので、必ず保管しておくようにしよう。