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マーベラス反発

マーベラス(7844)が前日比+34円(3.45%)の1,020円で引け、1000円台を回復。

マーベラスは他のスマホゲーム関連銘柄と違い、アニメやゲーム関連の音楽映像事業等も業績に大きく寄与しており、昨今人気の弱虫ペダルやテニプリなどの舞台事業なども好調なので、毛並みが違う感がある。

とはいうものの、マーベラスの株価がここまでの上昇を演じた要因は、ログレスの大ヒットにある。つまりは他のスマホ関連銘柄と変わらない、スマホゲーム頼りの値動きだ。

ここ1,2年の間に株式市場の牛耳を集める上昇を演出してきたスマホゲーム関連の主銘柄は、軒並み売り浴びせられている。パズドラのガンホーも、モンストのmixiも、白猫黒猫のコロプラも、スクフェスのKlabも、ログレスのマーベラスも、利益は大幅に伸びたものの、既に期待で買われていた分、来期の伸び率の著しい鈍化に対して敏感に反応し、決算発表後は暴落気味の下落を演じることとなった。

マーベラスの株価は去年の12月に2000円の大台をつけて急降下。ディズニー牧場マジックキャッスル・ドリームアイランドが満を持してリリースされたものの、サーバーが繋がらなくなり、公開を一旦白紙、株価が急降下した。その後何度か反発を試みたが、期待の強かったディズニー牧場が、思ったほど売り上げランキングが騰がらず、株価は低迷。遂には先日の2Q発表後に1000円台を割り込んだ。業績が好調にも関わらずである。

投資家の間で、ディズニー牧場のリリース前の期待感は半端なく高かった。天下のディズニーのスマホゲームなので、世界展開すれば、業績はうなぎ登りになるだろうという空気が市場にはあった。

実際に蓋を開けてみると、当初は売り上げランキングを伸ばしていたものの、今現在は低迷しており、話題にも上らない。期待されたいた分、株価は1年掛けて半値までダラダラと下げ続けていった。失望売りを演じている感すらある。

ブームを牽引してきたスマホゲーム関連の主要銘柄は、現在PERは10倍代前半と割安で放置されている。これは既にスマホゲーム市場が飽和状態で、今後の業績の伸び率に対する市場の正直な期待値と言って良いだろう。既にブクブクと膨れあがった巨体になってしまい、これ以上は業績は急激には伸びない。株価の動きも澱んでいる。マーベラスは11月10日の終値でも、PER13.2倍、配当利回り2.94%。ここら辺りが落としどころかも知れない。

もうすぐ年末だが、なにぶん株は噂で買って事実で売る世界なので、新しいスマホゲーム大型案件リリース予定など、市場にインパクトのあるニュースが出れば、1500円台くらいまで一気にロケット噴射を演じる可能性もある。信用取引の貸借倍率もこなれてきているので、需給関係はおおむね良好と言ったところか。時間を掛けて下値を固めつつあると期待したい。