約定(やくじょう)

約定とは、注文していた株が買える、または売れること。初めてこの語に触れたときは「やくてい」と読みがちだが、正しくは「やくじょう」と読む。

約定すると証券会社から手数料を徴収される。約定手数料の相場はネット証券で500円~1500円程度。10万円以下の約定金額なら、約定手数料を無料にしている松井証券のような証券会社もある。10万円以内で買える銘柄の多い新興銘柄の取引に便利だろう。

注文の約定は早い者勝ちとなる。例えば、500株の売り注文を1000円の指値で出していて、1000円の価格帯に他にも売り注文が500株出ていた場合で、500株の買い注文が1000円の価格帯にやってきたとき、注文を早く出していた方が、500株の売り注文約定となる。

ちなみに、買い注文が約定すると、値上がりを見込める株が買えたことに安堵感を覚えるが、その後大きく下がると、なぜあの時約定してしまったのかと悔やむことにもなる。逆に売り注文が約定すると、株価はみるみるうちに上がってしまい、約定してしまったことを後悔する。その逆もしかりで、あの時に約定しておいて良かったと思える時もある。

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