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原油安→円高→株安

日経平均株価は2万円回復していたのだろうか、そんなことを忘れさせるくらい地合が悪い。昨日19000円台をアッサリと割り込み、アメリカが騰がっているにもかかわらず、後場開始後は18744円。前日比マイナスとなっている。

原油安が原因と言われているが、原油が安いと、日本企業にとっては追い風のはず。ところがオイルマネーが株式市場から逃げていってしまうので、株価は下がる。しかも比較的安全な通貨「円」がリスク回避として買われるために、円高になり、企業の収益が悪化する恐れから、日経平均株価も下がる。

円安相場で上昇してきた株価も、円高にぶれれば、揺り戻しが起きる。日経平均株価が底値から2倍以上上昇した今となっては、針の穴に糸を通すくらい神経質で過敏な動きとなる。傷つきやすい繊細な心を持った恋人を相手にしているかの様だ。
原油安で恩恵を被る銘柄として真っ先に思い浮かんだのは、海運株。しかし全く冴えない動き。日本郵船は遂に300円台を割り込んだ。

原油が安いとガソリンなどが安くなるので、我々庶民の生活には恩恵があるはずだが、株価には影響が悪く、世界経済が不景気に陥る恐れもある、つまりは雇用環境が悪くなるというのだから、複雑すぎる。目先の利益に目を奪われると、全体の損益が見えてこないのと似ている。「木を見て森を見ず」だ。