ベッドに座っているモデルを可愛く写してみよう!

ベッドの上の女の子を可愛く撮るには?
ベッドの上の女の子を可愛く撮るには?

実はベッドに座っているモデルを撮るのを難しいと感じてしまう。普段は男装と女装半々撮っているが、ベッドで撮りたいと言われると身構えてしまうのだ。ベッドでの撮影は地味に難しい。

なぜならプロフェッショナルなポートレート写真にはベッドが良く出てくる。ベッドで撮って欲しいということは、つまりは熟練したプロカメラマンが撮るような可愛い写真を要求されているわけだ。ファッション雑誌のように可愛く撮らなければならない。一気にハードルが上がる。だからベッドでの撮影に苦手意識が生じるのだろう。

55mmの標準レンズで撮っていたが、何かもどかしさを感じる。悪くはないが、もうひと越え欲しい。スタジオといっても一般的な部屋の広さなので、画角が狭いような気がする。

そこで焦点距離を24mmに変えてみた。そうしたら驚くほど可愛く撮れた。

ここまでの効果は予想していなかった。可愛いベッドと二人の全身がすっぽりと収まっている。24mmというと、広角レンズ特有の歪みが気になるところだが、モデル二人を中央に添えることで、極力歪みの影響を受けないようにしている。

むしろ周辺部の歪みが、脚を長く見せたりベッドをデフォルメしたりして、可愛さ効果を演出している。24mmは人物撮影には使い勝手の悪さを感じることが度々あるレンズだが、こんな使い方もあるのかと、新しい発見に満足したのだった。