廃墟を背景に活かした撮り方 – 写真を変貌させる4つの行程

廃墟を効果的に写真に活かすには?

初めて廃墟イベントに行ってきたのはもう一年以上前のことになる。参加費も割高だし交通費も若干かかり、総額1万円の出費となったが、それでも廃墟イベントに参加したいと思うのは、いつもとは違う非日常的な写真が撮れるということと、許可申請など面倒なことをイベンターが代わりにやってくれるからだ。実際同じ廃墟で個人で許可申請しようとすると、そこそこ手間がかかり面倒なので、イベント代を払う代わりに煩わしい事務的な手続きを肩代わりして貰い、撮影に集中できるというメリットがあるわけだ。お金の力で解決。あとは無料の送迎サービスがあるのも良いし、映画制作会社でもあるイベンターの社長が自ら振る舞うラーメンやうどんなどの美味しい昼食が無料でいただける。それらを勘案すると6,000円のイベント代もそう高くはないように思われる。それらのサービスを差し引くと、実質3,000円の安さだ。

ということで今回は初めて廃墟イベントで撮影した時の体験談を掲載していきたい。初めての場所は構図に迷うものだが、その辺りのところを重点的に解説している。(全文:2,700字)

今回の撮影で使用したレンズ