エスカレーターを背景に格好いい写真を撮る為の3つの要素

渾身の1枚!

コスプレを撮り始めてから遂に10年が経過した。初めて撮影した場所がハコスタジアム大阪で、内装もこの10年の間にあちこちのフロアが変貌を遂げたが、今回紹介する写真の舞台となっているエスカレータースペースは、初めてスタジオに訪れたときと同じ姿を留めている。ビルの設備だけに改装のしようが無いのだろう。

もう一つの根幹の設備であるエレベーターは、一番下の三階フロアから六,七,八階限定で使用できるようになった。三階で撮って八階まで一気に登れるようになったので、移動が楽。

以前はちょっとした山登りだった。まず八階で撮りたいスペースがあるときは最初に待ち合わせフロアの六階から向かい、徐々に階下に降りていくという方法を採っていた。

エスカレータースペース、どう撮るかと考えたときに、少々迷う。どこのスペースでも迷うが、この動かしようのない、また構造上、撮る方角が一定方向にならざるを得ず、角度が付けづらいスペースではどうしてもワンパターンな絵になりがちだ。

そこで今回は少し工夫を凝らしてみることにした。構図、レンズ、ストロボ。1つずつ解説していきたい。(全文:2,100字)

今回の撮影で使用したライティング機材