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台風の爪痕が残る鶴見緑地公園に春が訪れる

約半年ぶりに鶴見緑地に行ってきた。それ以上の間隔かも知れない。去年の秋に大型台風が大阪を襲い、鶴見緑地公園も甚大な被害を受けた。丘の上のレストハウスを含めた山の領域が立ち入り禁止状態になっていたのだ。しかし遂に復旧も進んだようで立ち入り禁止が解除された。梅や桜が花開く時期に間に合って良かった。

久々のコスプレ撮影。春の時期はコスプレ写真を撮るついでに桜や鳥を撮っている。花博鶴見緑地公園はその名の通り様々な花が咲き誇り、多くの野鳥も飛び交っている。

いつもは着替えが済む時間に出向くのだが、この日は桜や鳥を撮りたかったので、いつもよりも2時間早めに家を出た。寝不足の呈で電車に揺れらている中でふと斜め向こうを見ると、今日撮影するレイヤーさんがスマホを熱心に弄っている。LINEを送ってみたが、こちらに気づく素振りは一切無い。

電車を降りて鉢合わせになり向こうもようやく気づく。FGOの新イベントに夢中になっていたという。

鶴見緑地公園の東側の門をくぐり、大きな池を外回りにずっと先を行くと、更に門が見える。その先にピンク色の花を付けた桜の木がたくさん植わってある。バラ科のヨウコウザクラと呼ばれる品種で、他の場所で咲いているソメイヨシノよりも一足早く満開を迎えていた。

メジロが撮りたかったのだが、既に時期は過ぎていたのかその愛くるしい体躯を見かけなかった。その代わりにヒヨドリが何羽か飛び交っては花びらを忙しなく嘴でつっつている。

一年前も同じ場所で同じ鳥を撮っていた。その時は人が大勢いた記憶があるが、この日は平日だったためかそれほど人は多くない。その代わり家族連れが3,4組ほど、仕事で来たとおぼしきカメラマン達と撮影していた。家族で同じ柄のシャツを着ていたり、小さな子供とコミュニケーションを取ったりする様子がなるほど家族向けのカメラの仕事というのはこういうものかと参考になる。やはり時期的には入学式が近いので、背広とブレザーの親子の姿もあった。春の時期はカメラマンの稼ぎ時なのだろう。

1時間半ほど余裕を持って到着したが、ヒヨドリの撮影に夢中になっている内に、約束の時間が近づいて来たので元来た道を戻る。池沿いの道の途中に大きな桜の木があり、他の桜が二分咲きの中でここだけ満開だった。茶色の葉が所々に着いていて、その一部は既に枯れて頭を垂れていた。ヤマザクラだろうか。

他は二分咲きだ。満開なら大きな池を桜ベルトが縁取るのだが、全くその気配は感じられない。歩いていて気がついたのだが、花博時代のパビリオンの建築物がやたら目に付く。恐らく台風の影響で木々がたくさん刈り取られたからだろうか、今まで鬱蒼とした木々に隠れていた建築物が目立つようになった。歩を進める度にこんな建物あったっけ?と意表を突かれた。花博記念公園名物の風車も遠くからでも観ることが出来た。

丘に向かうと、広場の桜は5部咲きくらいだっただろうか。そこから坂を下りたり階段を降りたところに咲いている桜は、ほとんど咲いていないか、3分咲きといったところ。大阪の開花宣言は27日で、平年より1日早く去年より7日遅いという。ということは桜はまだまだこれからか?

お昼時に再びヨウコウザクラの咲いている場所に行ってみると、シートを広げて弁当をつついている大勢の花見客で賑わっていた。

道すがらに立ち入り禁止のテープが貼られており、そこには鉄製の柵の残骸が積み上げられていた。恐らく台風で倒れてしまったものと思われる。まだ台風の爪痕はそこかしこに残っていたが、調えられた花壇や桜の木々が春の訪れを告げていた。