2022年コスプレ総決算と新年のご挨拶 - コスプレ写真は万病に効く

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年2022年はコロナ禍による外出制限も緩和されたために、撮影回数もコロナ禍が勃発した3年前より遙かに多くなりました。フォトジェニックな場所に脚を伸ばすのは、相変わらず意欲が減退したままで旅行らしい旅行もしませんでしたが、コスプレ撮影の方はコロナ禍前の頻度に戻り充実した1年となりました。馴染みの方々から依頼を受けて撮影するだけでなく、コスプレイベントに足を運んで面識のないコスプレイヤーさん達に声をかけて撮るという楽しみ方を堪能できた1年でもありました。結果として例年よりもたくさんの方々を撮影させて頂きました。この場を借りて深くお礼申し上げます。

或るコスプレ写真をTwitterに上げて貰った際に、「万病に効く」というリプがこちらの方にも飛んできました。なるほど、コスプレ写真は万病に効く。SNS界隈では既に使い古されている紋切り型の表現なのかも知れませんが、新鮮で面白く説得力があると感じたのと同時に、自分の撮った写真で(もちろん被写体であるコスプレイヤーさんやキャラクターの魅力あってこそですが)全く面識のない人にこれだけ喜んでもらえるのが嬉しくもありました。

2023年の見通し

2023年はどのような年になるのか。世界的には景気が減退していくとも言われています。数え切れないほどの悲劇を生み出し、物価高の要因ともなっているウクライナ防衛戦争も終結の見通しがなかなか立ちません。極東の島国日本も、お隣の台湾有事の際には戦争に巻き込まれる恐れがあります。ウクライナで勃発した戦争は、今まで現実視されなかった中国による台湾侵攻の可能性を具現化しました。北朝鮮は相変わらず挑発的にミサイルを飛ばしまくっています。

そんな中で日本政府は今後5年で43兆円の防衛費確保を閣議決定しました。これだけ軍事的緊張が高まったのは冷戦以来ではないでしょうか。元首相の暗殺、インフレに加えて軍事費増強に伴う増税、漸進的に、しかし確実に浸透している国民の右傾志向。トーク番組でタレントのタモリが日本の現状を「新しい戦前」と表現しましたが、再び日本が無軌道な戦争に巻き込まれないよう、世界大戦が勃発しないことを祈るばかりです。

今までテレビで見る戦争は遠い国の出来事でしたが、ひょっとしたら間近で起こるかもしれない。日本の街に家も人も焼き尽くす焼夷弾が降り注いでいたのは、そう遠い過去のことではありません。ウクライナで起こっていることが日本で起こらないとも限りません。

コスプレ撮影を始めて10年が過ぎました。10年前とは違う景色が広がっているように見えます。特にここ2,3年はコロナ禍、戦争、物価高と立て続けに良くないことが続いています。ウクライナに平和が訪れるのと同時に、コロナ禍前の安穏とした日常が再び訪れることを願うばかりです。