太秦映画村で年に一度開催されるコスプレイベント上洛祭りで夜撮影してきた。確か去年も一昨年も二年連続で雨が降り、ストロボを使った雨撮を敢行したのだったが、今年は運良く晴れた。晴れ男の面目躍如だ。
雨が降ればで実際の映画のセットである映画村というロケ地で綺麗な雨撮写真を撮れたのだけれど、今回は晴れの夜撮影という事で純粋に楽しんできた。
プロの照明技師が夜の太秦映画村の街を照らすという触れ込みだったか、ならば持参したソフトボックスとストロボを使わなくても、環境光だけを頼りに被写体を照らした方がより本物らしい雰囲気、ここでは映画という意味での本物らしさを出せるのではないかと迷ったのだが、両方の撮り方で試すことにした。
なるべく照明のある方向にコスプレイヤーさんに顔を向けて貰い、顔を明るく照らす。白熱電球だろうか、暖かみのある肌の色になる。江戸時代の夜の街はきっとこんな感じだったのだろうと思わせる色合いだ。色温度は3200で撮影している。ホワイトバランスオートにしても色味が変わらないので、カメラが照明の色味を精確に把握しているのだろう。
ソフトボックスとストロボを使って撮影した写真が次の1枚になる。
冷たい肌の色味だが、自然と言えば自然な色合いだ。少し弱めの光量で顔に自然体の影を残している。
どちらの方が好みの絵かレイヤーさんに聞いてみたが、やはり迷っているようで、こちらも決めかねた。結局は好みの問題だろう。夜撮影でも照明を活かせば撮れないことはないという点を覚えておきたい。ストロボがなくても夜撮影は可能だ。