200mm望遠レンズと野外ストロボライティングの有効性

200mmのレンズと野外ストロボ撮影の親和性を探る。

野外の人物撮影では200mmの望遠レンズCanon EF200mm F2.8L Ⅱ USMを使うことが多い。なぜなら背景が良くボケる。緑がキラキラにボケる。圧縮効果で背景が人物の後ろに迫ってきて絵が決まりやすい。

難点は被写体とそこそこ距離を取らなければならないので、狭い場所では使いづらい点だ。しかし某公園は鬱蒼としていて、せせっこましい場所のようでいて、実際に地に足を下ろして歩き回ってみるとだだっ広い場所であることが実感できる場所なので、200mmの望遠レンズが功を奏しているというわけである。

200mmがあまりにも素晴らしい描写を紡いでくれるので、400mmならもっと素晴らしい絵にいなるのではないかと持ち出してみたが、さすがに距離が取りづらい上に、モデルと離れすぎていて声が届きにくい。撮れないことはないが、どうも取り回しが面倒だし、モデルとカメラの間を通る一般の公園利用者にも気を遣わせそうだしで、400mmはしばらくは封印することにした。もう少し広い田舎のロケ地なら重宝しそうではある。

今回の撮影で使用したレンズ