ライティングで黒壁を味のある背景にしてみよう

黒壁にスポットライト風の色をつけるだけで、写真の見栄えが良くなる。
黒壁にスポットライト風の色をつけるだけで、写真の見栄えが良くなる。

何気ない黒壁もライティングで色づけしてやると、味のあるムラが出る。まるで撮影用の高級な模様入りの用紙を背景にセッティングしてあるかのような写真が撮れる。

ストロボで色を付けて味のある背景に。
ストロボで色を付けて味のある背景に。

今回は刀剣乱舞の大和守安定と加洲清光のコスプレ撮影という事で、二人のキャラクターのイメージカラーである青と赤で壁を色づけしてみた。撮影したスタジオは、大阪市内にあるJR鴫野駅から徒歩1分のアトリエcolors

ストロボに青や赤のフィルターを着けると、写真のように簡単に壁に色を付けることが出来る。色を付けて強調することで、作品を知らない人が写真を見ても、キャラクターのイメージが伝わる。

赤いライティングがアクセントとなって、見る者にふたりのイメージをより膨らませる。
赤いライティングがアクセントとなって、見る者にふたりのイメージをより膨らませる。

ストロボの明るさだが、基本スタジオで撮影するときは、自動的にストロボの明るさが決まるTTLモードよりも、自分でストロボの明るさを調整するマニュアルモードの方が撮りやすい。

キヤノンのトランスミッターST-E3-RTのマニュアルモードでの光量調整画面。
キヤノンのトランスミッターST-E3-RTのマニュアルモードでの光量調整画面。

ストロボの光量を調整することで、壁の色のつき具合も変わってくるので、お好みの明るさに調整すると良いだろう。またストロボの照射角を設定すれば、ストロボ光を拡げたり狭めたりすることが出来る。ストロボ光を拡げると光量が弱くなり、狭めると光量が強くなることも併せて覚えておこう。

キヤノンのストロボ430EX IIの設定画面。照射角は24mmに設定されている。
キヤノンのストロボ430EX IIの設定画面。照射角は24mmに設定されている。
キヤノンのストロボ430EX IIは照射角を24mm-105mmまで調整できる。
キヤノンのストロボ430EX IIは照射角を24mm-105mmまで調整できる。