ようやくのピンショット撮影。ツーショット撮影というのはピント合わせやライティングに於いて難易度が一段高くなるが、ピンショットとなると様々な枷が外れて途端に気持ちが緩んでしまう。しかし一方で自由度が高まるが故の難しさというのも出てくる。
ファインダーを覗くとそこにイケメンがいて、最高の光が当たっているならばテンションも声も高くなる。その横で「この人先生なの」と唐突に言われ、「あ〜そうなんや〜」と一段か二段低いテンションで返してしまったらしく、場がささやかな笑いに包まれた。まだ映画を観る前のことだったので、2人の関係を把握していなかったのだ。
今回の記事では、ピンショット撮影のライティングの作例を通して、ストロボと自然光の違いを比較していく。(全文:2,000字)