ストロボ直当て撮影法 – ストロボの位置による写り方の違いと、普段とは異なるストロボの設定方法

ストロボの位置により写り方も異なる。

2ヶ月ぶりのレイヤーさん達と撮影。この日はお誕生日月でもあったので、近所のケーキ屋さんでホールのケーキを買っていったら随分喜ばれた。

お誕生日ケーキでお祝い。

スタジオはJR東淀川駅徒歩30秒の白スタ・オオサカ。駅の周辺は昭和40年代の雰囲気漂う雑居ビルやマンションなどが林立している。往年のTVドラマに出てきそうな瀟洒な白いマンションを目印に南の方へ足を伸ばすと、先へと続く細い路地の奥にまた別のコスプレスタジオが幾つかある事に思い当たり、そういえばこの辺りを前も通ったことがあるなと、100円ローソンでナイフとフォーク、紙コップを買いに行った際にふと記憶が甦ってきた。あれはラブライブ!の大型合わせだっただろうか。

駅前の雑居ビルに入っているスタジオは三種類あり、今回は一番左側のAスタジオを使用した。2回ほど来たことがあるスタジオで、どの部屋も南南西に採光を取っているため、日中には窓際は柔らかい日差しに恵まれ、夕暮れ時になると夕陽も入ってくる。古びたビルの外装とは対照的に小綺麗な室内は北欧風に改装されており、撮影者やモデルが求めているお洒落な写真を撮る事が出来る。

今回は2人ともコスプレしている作品が異なるので、前半と後半に別けてピンショットを撮影していった。まずは後半の黄色のバック紙を用いたピンショットから解説していきたい。直近で数回に分けて難波で撮影したポートレートを記事にしてきたが、その続きとしてストロボ直当てによる撮影方法を検証していきたい。斜めからのストロボ直当てと、カメラの上にストロボを取り付けて撮影した写真を比較しつつ、普段とは異なるストロボの設定方法についても解説していく。(全文:5,100字)