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85mmか55mmか – 京都旅行に持っていきたい単焦点レンズ

85mmと55mm、京都巡りの撮影にはどちらが便利?
85mmと55mm、京都巡りの撮影にはどちらが便利?

京都紅葉日帰り旅行。今年は東寺の夜のライトアップも撮りたかったので三脚を持っていったが、当然荷物は減らしたい。インバウンド景気で外国人観光客が大勢京都に押し寄せているそうで、バスは満杯、渡月橋は渡りきるのに30分もかかるとニュースでもやっていた。そうなるとやはり荷物は軽くてコンパクトに収まった方が良い。大きいカメラバッグは混雑したバスの中では移動が大変なのだ。

ということで登山用のリュックサックにカメラとレンズと三脚を詰め込んで出掛けた。いつものカメラバッグよりも厚さは薄くなった。

登山用と言えば、趣味に登山を加えようとリュックサックとレインコート、登山用のトレッキングシューズとそれに合わせた分厚めの靴下を買ったのだけれど、これが撮影にもってこいだ。登山用リュックは取り出しやすい上部にファスナー付きのポケットがあり、ここにバッテリーやリモートスイッチや財布などの細々とした物を収容できて何かと便利。難点は奥の方に入れてあるレンズなどは1度手前のパーティションを出さないと取り出せないという事だろうか。あとはカメラ用のバッグではないので、やはり少し重みを感じる。これはひょっとしたら錯覚かも知れないが。

レインコートはまだ出番がないが、登山用のトレッキングシューズは京都の町を歩くのにもちょうど良い。なぜなら天龍寺や常寂光寺のように小高い丘を登るような寺院もあるし、清水寺境内もちょっとした路なので、足への負担が軽減される。何より歩く。ガーミンの腕時計によるとこの日は2万3,000歩以上歩いた。荷物も機材が若干重たいせいか、普通の靴よりも楽だ。

レンズはどうするか。超広角レンズCanon EF11-24mm F4 L USMは絶対に持っていきたいが、大きさが超弩級だから嵩張るのが唯一の難点。他に持っていくレンズは、暈かしたい表現が欲しいから、単焦点レンズ85mmにするか55mmにするか迷ったが、Otus1.4/85に決めた。なるべく紅葉を引き寄せて撮りたいと思ったからだ。

F2で撮影。高いところにある紅葉を引き寄せて撮りたいときに85mmはちょうど良い。
F2で撮影。高いところにある紅葉を引き寄せて撮りたいときに85mmはちょうど良い。
85mmでF5.6まで絞って撮ってみた少し遠い景色も引き寄せる事が出来る。
85mmでF5.6まで絞って撮ってみた少し遠い景色も引き寄せる事が出来る。

後の1本はどのようなシーンでも活用できるオールマイティなズームレンズCanon EF24-70mm F4L IS USM。これ1本あればとりあえずどんなシーンでも撮れる。

焦点距離24mmは門と紅葉を収めるのにちょうど良い。
焦点距離24mmは門と紅葉を収めるのにちょうど良い。

もし夜のライトアップを手持ちで撮るなら、Canon EF24mm F1.4 Ⅱ USMを持っていったかも知れない。開放F値4で手持ちは暗すぎる。ISO感度を上げたくないなら、開放F1.4で撮りたい。しかし三脚を使えば問題ない。

本当ならレンズ1本、カメラ1台、三脚1個の軽装で京都旅行を満喫したいが、せっかく片道2時間ほど掛けて行くのならいろんな絵が撮りたいからレンズは3本に増える。高倍率ズームレンズなどを持っていけばすべて事足りるのだろうが、画質にもこだわりたい。最近の高倍率ズームは画質も良いらしいが、使ったことがないし、レンズは他の趣味の商品と比べると割高なので、そうたやすく買う気力もない。

さて実際に様々な寺院に赴いて思ったのは、85mmよりも55mmを持っていった方が写しやすかったかなということだ。どうも中望遠レンズは全体を写そうと思ったときに入らない。例えば伏見城から移築されたという二尊院の総門は85mmだと、距離が取れない場所なので収まりづらい。

道の端から撮っても85mmだと少し切り取りすぎた感のある写真になる。
道の端から撮っても85mmだと少し切り取りすぎた感のある写真になる。

他にも距離が取りづらい場所が多く、収まりが付かない事が多かった。こういうシーンでは85mmよりも55mmを持ってきておいた方が良かったのではないかと後悔した。中望遠レンズよりも標準レンズの方が混雑している場所や狭い場所での撮りやすさという意味では重宝する。