
ハッセルブラッドから、今年の9月に新しいミラーレス中判カメラX1Dが9月上旬に発売される。北欧デザインを意識させるフォルムが何とも美しい。一見すると、外国の洒落たカメラのように見えるが、そのコンパクトな形状に備わっている性能はフルサイズ一眼を上回る描写力。所有しているだけで愉しい気分になりそうだ。
値段の方は100万円。中判カメラというと、フルサイズ一眼レフデジカメが搭載している撮像素子よりも一回り大きい撮像素子を搭載しているので、それはもう階調性に優れ、高感度でもノイズが少ない美しい写真が撮れる。作例を見てもお分かり頂けるだろう。
撮像素子が大きくなればなるほど、手ブレなどにシビアになる。故に中判カメラで撮影する場合は、三脚必須と長らく言われてきたが、最近の中判カメラは手持ちで撮れる製品もあるらしい。
5060万画素を誇るフルサイズ一眼レフデジカメの5DsRが、その常識破りな高画素にもかかわらず、メカニック回りの様々な点を改良することで、手持ち撮影でも手ブレしないカメラにブラッシュアップさせた技術力を見ても、中判カメラにそれを期待しない理由はない。
中判カメラとしては初のミラーレス。値段も200万円、300万円する中判カメラの中では価格が低く抑えられており、お手頃となっている。これを機会に、ワンランク上のカメラの描写を楽しんでみるのも良いかもしれない。