去年の6月末に東芝の全自動洗濯機『ZABOON AW-9DH2』9kgに買い換えてから、早9ヶ月が過ぎた。使い慣れたので再レビューしたい。水道代をどれだけ節約できたかも見ていく。
元々シャープの5kgの洗濯機を使っていたのだが、水と電気代をケチってスピードモードで洗濯していたみたいで、2.5kgしか洗えない設定だった。ひょっとしたら洗剤もケチっていたかも知れない。どうも夏場の形状記憶のシャツが汗を掻くと嫌な臭いを放っていたのはそれらが原因だったのか。どんなことでも言えるが、必要なところを無理してケチると碌な事が無い。
5kgの洗濯機だと1度に洗いきれないから一日2回洗濯していたようで、手間も労力もかかるこということで音を上げて、思い切って洗濯機を買い換えることになったという経緯がある。あとは5kgだと毛布が丸洗いできない。他の住民から大きな洗濯機で毛布が丸洗いできるという話を聞き、それに触発された面もある。
その際にドラム式洗濯機の話も出たのだが、やはり壊れやすいようで。どちらにしても洗面所の入口が狭くドラム式はどの機種も入らなかったので、東芝製9kgの全自動洗濯機に落ち着いた。
購入後の水道料金の変遷
買い換える直前5月から7月頭までの水道代は、2ヶ月で約15,700円。使用量は64㎥。だいたいこれまでの我が家の水道代は2ヶ月で13,000円台なので、その中では突出しておりなかなかの金額だが、一昨年の11月も約15,400円かかっているので、たまに使用量が多くなる月があるようだ。
買い換えてからの7月から9月頭までの2ヶ月はどうかというと、約12,300円と3,400円安くなった。使用量は53㎥、前期と比べて11㎥も減っている。
水の使用量は季節により変わるだろうか。毎日大雨でなければ朝にウォーキングをしているので、だいたい1日2回はシャワーを浴びている。
昨年同時期と比較
こういう時は去年の同時期と比べてみると良い。領収書に昨年同期比のデータも記載されているので見てみると、59㎥。去年より6㎥減っていることになる。約1,600円安くなっている。
という事は純粋に洗濯機を変えたことで、使用量が減ったとみても間違いないのではないか。
洗濯は2日に1回、洗濯カゴが溜まっていたら2日連続で洗濯することもある。
お風呂は2,3日に一回入っているが、夏はシャワーで済ませるので、風呂の水を洗濯には使わず、すすぎ一回のメモリーモードで洗濯している。風呂の水を使うときはすすぎ2回の標準モードで洗濯しているが、洗いの際に少し、すすぎ1回目の時は恐らくすべて風呂の残り湯を使う仕様になっているのではないか。
7月から9月まで風呂を使用していなかったとすると、水道水のみの洗濯でこれだけ安くなったことになる。
風呂の残り湯を使って洗濯
9月から11月頭までの2ヶ月間は、約13,700円。58㎥。昨年同期比で、63㎥なので、使用水量は5㎥減っている。約1,700円安い。
この時期は風呂を入れているから、すすぎ2回モードで洗濯していることが多い。風呂の残り湯を洗濯に使えば下水道使用料も節約できる一方で、洗濯に2回使うと、2回目はどうしても残り湯が足りなくなるので、その分1回モードと比べて水道使用量は増えることになる。それに風呂も入れているから、水道使用量が前期より5㎥増えたのだろう。
また9月下旬にアラミックの節水シャワーを購入した。しかし水道利用が被っているため、その効果はどうも見えにくい。
順調に減っていく水道利用料金
次の11月から1月頭までは、約12,800円。使用量55㎥。前期より3㎥減っている。昨年同期比では、6㎥も減っていて、約1,800円の節約。
この時期になるといよいよ冬到来なので、ウォーキングを終えた後や夜寝る前に浴びるシャワーが夏よりも少々長めになる。
1月から3月頭までの2ヶ月は、約11,400円。使用量は50㎥。昨年同期比は57㎥だから、洗濯機を買い換えてから遂に7㎥減ったことになる。約2,000円の節約。
冬場になぜこれ程使用量が減ったのか。冬になると寒いので逆に風呂を入れるのが面倒になってシャワーで済ませる日が多くなったことが考えられる。風呂よりもシャワーを多く使う事で節水シャワーの効果がいよいよ出てきたのか。
このペースで行けば、恐らく1年間に1万円は水道料金を節約できたことになる。
アラミックの節水シャワーに期待していたが、水道料金に関しては実際効果があるのか分かりにくい。ガス代の方で比べるしかないが、記録的な円安やウクライナ戦争の影響でガス代がベラボウに高騰しているので、測りづらい。
洗濯機を5kgから9kgに買い換えて、1日2回洗濯することもなくなったので、水道の使用量も減ったと見て良いだろう。
コスパに優れた洗濯方法
普段の洗濯では、夜にタイマー設定する。洗濯物を入れて、電源ボタンを押し、標準モードの場合は、洗いと1回目のすすぎモードを風呂の水使用に設定。数時間後に洗濯を終える予約に設定して、大きなボタンを押すと、洗濯槽が何度か回り、使用する水の量と、推奨する洗剤の量が表示される。どうもこの洗剤量の数値が、メーカーによって数値が異なるので分かりづらい。取扱説明書に表で載っているがややこしい。そこで水の量を見て洗剤のケースに記載されている量を入れる。
体を洗うのに使った濡れたタオルを入れると、重さのせいで水の使用量が上がるので、計測が終わってから入れる。
通常の設定では水の量は62リットルまでだが、設定を変えると上限の68リットルまで増やすことが出来る。洗濯槽が一杯になるまで洗濯物を入れると62リットルモードでは足りないのではないかと考えて、設定を変えた。
優れた静音性
夜にタイマーを設定しておくと、朝起きたときには洗濯が終わっているから便利だ。静音性も、東芝の洗濯機が一番優れている。その代わり、消費電力と水道使用量は他のメーカーと比べて若干高い。
製品の使用感は概ね満足。欲を言えば1ランク上の10kgで自動的に洗剤を入れる洗濯機が欲しかったが、洗面所の幅が狭くて入らないから致し方ない。
使用している洗剤
洗剤に関してはコープの洗濯石けん。これは恐らくファーファと同じ工場で生産している製品だろうか。もう一つはアタックゼロ。前者はたくさん量を使用するが安くて余計なものが入っておらず肌に優しそう。後者はウイルス除去効果などがあり、入れる洗剤の量も分かりやすく比較的少量で済むが、割高。どちらも一長一短といった感じ。
デイケアの洗濯物があるときや、洗濯物に汗が染みこんでいる夏場は、アタックゼロを使用する事にしている。匂いに清潔感がある。
春、秋、冬は洗濯物が一杯になれば洗濯しているので、基本2日に1回だが、夏場はやはり汗を掻くので、1日1回にしようかと考えている。何にしても大容量の全自動洗濯機に買い換えて家事の負担が減った。
ウルトラファインバブルの効果や如何に
ウルトラファインバブルで繊維の中まで泡が浸透して汚れを取るという謳い文句。しかしタオルはパサパサになる。他のレビューでも同じ現象を見つけた。
水道料金が安くなったという点でも買い換えて正解だった。今の使用頻度なら10年は使い続けられそうである。出来れば15年は使いたいが、最近の家電は10年で買い換えないと発火する恐れがあるとも言われている。余り大きな家電は搬出搬入が面倒なので長く使っていきたいものだが、果たしてどうなるか。
価格の変遷
発売されて間もない頃に購入したので、13万円とお高い買い物だった。今現在はYahoo!ショッピングのJoshinWebで84,300円で最安値。ポイント還元を含めると80,392円。10ヶ月経ちここまで値下がりするものか。ソニーのテレビを買ったときもそうだが、店舗に訪れたタイミングもあるが、どうも発売されたばかりの製品に飛びついてしまい、買い物下手である。しかしその分満足できたのだから良しとしよう。