ストロボを落として壊してしまった場合、修理はいくらくらいかかるの?キヤノンのサービスセンターに修理に出した結果・・・

落下してフル発光の症状が出てしまったストロボ。果たして修理代はおいくら?
落下してフル発光の症状が出てしまったストロボ。果たして修理代はおいくら?

撮影中にストロボを起こして壊してしまった。ソフトボックスの中にストロボをもう一個仕込めば暗い設定でも明るく撮れるだろうかと試した時に、ソフトボックスから滑り落ちてしまった。無理はする揉んじゃない。赤いカバー部分が破損してしまった。

カバーが割れただけではなく、光らせてみると、トランスミッターで光量の調節が出来ない。どの設定でも1/1のフル発光で光ってしまう。チャージ時間がかかることからおそらくフル発光だろう。

とりあえずその日はCanonのスピードライト600EX-RTの2灯と430EX Ⅲ-RTの1灯で撮影を続行したが、11人の大型撮影という事もあり、焦ってしまった。最後の最後で3人の集合写真を撮ることになり、3人がそれぞれ前後でバラバラなので各々にストロボ光を当てなければならず、また暗い設定で撮影して欲しいとのことだったので、600EX-RTの3灯必要になった。

その時点ではまだフル発光でしか光らない不具合に気づかず、どうしても光が明るくなりすぎるのでストロボの位置を離して撮ることにした。やはり光の調節が出来ないと失敗写真になりやすい。最後の最後でどうにかまともな写真が撮れた。

さて帰りの電車の中でスマホでキヤノンのサイトに繋ぎ、600EX-RTがどれほどの修理料金がかかるのか調べてみたら、上限で34000円との数字が出てきた。やれやれ、出費がかさむなとウンザリしながら、新品の2型を買うのとどちらが得だろうかと天秤に掛けている自分がいた。

実際に家に帰ってパソコンからキヤノンのらくらく修理便のサイトに繋ぎ、修理依頼を出した。キャンペーン中で往復送料の1500円は無料。これはありがたい。

必要事項を記入して、送信。後日、指定した日時にヤマト宅急便が引き取りに来た。ヤマトが箱や梱包材を用意してくれるので、こちらは箱を用意する必要はない。製品を渡すだけ。

電話で見積金額を知らせてくれるよう設定していたが、メールできた。まぁ自分としてはそちらの方が早いので結果オーライだったが。前カバーユニットと、バッテリーケースユニット、AF補助光パネルを交換。技術料金5200円、10,908円で消費税を入れて、見積額は17,396円。想定よりも半額で助かった。ネットからGOサインを出す。

修理は2週間かかるという事だったが、メールで見積もりが来てから5日くらいで修理完了で宅急便で届いた。事前にメールでの連絡がなかったので、留守にしていて再度宅急便に来て貰う。

とりあえず前と同じ明るさで光る。明細を見たら、発光管とおよびフラッシュパネルの劣化も確認したということで交換したとのこと。追加の料金はかかっていない。何だか得した気分。

これでまた新品のように使えると思えば安い物だ。ストロボに付けていたシールを剥がした後も綺麗に清掃されて戻ってきた。いざというときに純正品は頼りになる。やはりアフターサービスが充実しているし、落として壊してもこの値段で修理できるならお得だ。

ストロボは純正品をお薦めする。あと機材をお座なりに扱いすぎていた自分にとって、この事故は良い薬になった。落としたのがウン十万するカメラやレンズでなく、6万円程度のストロボだったのも不幸中の幸いだった。

キヤノンフォトサークルに加入していると、修理料金は20%OFFに!

年会費5,400円のキヤノンフォトサークルに加入すれば、カメラとレンズの修理費が20%OFFになる。サイトにはEOSとレンズのみ対象と記載されているので、ストロボの修理は対象外かも知れないが、修理に出す際に念のため会員証のコピーも一緒に送付して置いた。カメラやレンズの落下事故や自然故障など、万が一の時のために入っていて損はない。月1回高級感溢れる写真雑誌も届けられるので、それだけでも充分元が取れる。キヤノンユーザーなら加入しておくことをお勧めする。