信長の野望 大志 レビュー&攻略法!

信長の野望・大志

信長の野望、大志。シリーズ15作品目の作品。シブサワコウ35周年作品。2作目の戦国群雄伝からほぼすべてプレイしている筆者としては待ち遠しいタイトルの1つでもある。

ただ今回購入前にアマゾンでレビューを確認すると、散々な評価だった。逸る気持ちを抑えられず発売日を一ヶ月早く間違えてJoshinキッズランドに赴いて空振りしてしまった身としては、Amazonのレビューを読んでそんなに酷い内容なのかと肩を落とし、結局11月の発売日には買わずに4月下旬に楽天ブックスで新品が3,200円の下値を着けたときに思い切って購入した。もとは9800円だから、半値以下で購入できた。

最近のゲームはアップデートにも対応しているということで、何度かのアップデートを繰り返して、ようやくマシになったというレビューも購入を後押しした。

アップデートと言えば、信長の野望は俗に無印版とPK版(パワーアップキッド版)の二種類があり、この二段構えのシステムはパソコンゲーム時代から確か20年以上脈々と受け継がれているのだけれど、最近になって最初からPK版のクオリティで出して欲しいという要望もよく目にする。

筆者は前作の創造はPK版から始めたのでとても楽しめたが、果たして今回の無印版はどうであろうか。とりあえず一通りクリアしてみたのでつらつらと感想を並べていきたい。

主要武将のグラフィックのバリエーションが凄い!

織田信長、徳川家康、羽柴秀吉、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗など、主要な武将のグラフィックが内政時と合戦時で異なっている。内政時には着物だが、合戦時になると甲冑を身につける。

また前作でもそうだったが、年齢によってもグラフィックが変わる。今回の織田信長は華麗な南蛮衣装を身にまとっている。武田信玄も年齢によって顔が異なるし、伊達政宗も素晴らしいグラフィック。他の武将のグラフィックも衣替えした者が見受けられた。忍者の百地三太夫が地味に格好よくなっていた(笑)。石川五右衛門のグラフィックも凄い。

アップデートで操作性が向上!

アップデート前は操作性についても難点が指摘されていたが、おそらく数度のアップデートを経て操作性も向上したのではないだろうか。施設建設の継続発展もR3ボタンで一括選択できる。元々プレステ4がボタンがたくさんあるのであまりゲームをしない筆者は迷いがちだが、慣れたらスルスルとプレイできた。

目新しい商圏システム!

信長の野望・大志

今回の内政は商圏・農業・開発(施設建設)の大きく3つに分かれている。そのうち商圏は今までの信長の野望には出てこなかった概念で、自国の領地だけでなく他国の領地にまで商圏を伸ばすことが出来る。その際には他国の大名との心証度を20まで上げなければならない。戦になると進出した商圏からはじかれるので、どこまで伸ばすかも重要。たくさんの勢力が絡んでいる商圏は発展も早いので、商圏からの取り分が少なくなるからといって一概にデメリットとは言えない。商圏を増やすことで、金銭収入を増やすことが出来る。

しかし実際プレイしてみて、どのように商圏が発展するのか、発展するとどうなるのかいまいち分かりづらかったし、「投資」することのメリットもつかみかねた。商圏を「独占」した方が良いのかどうかも分かりづらかった。軍師が指摘する、この商圏への進出は先が伸びるとか、あまり見込みがないとかいう判断も何を基準にしているのか分かりづらい。

より複雑化した農業コマンド

農業コマンドは春夏秋冬の年4回実行でき、季節ごとに実行できる命令が異なる。これまた目新しいリアリティのあるコマンドだが、やはり慣れないので分かりづらさがある。秋は開墾・一年間の労役免除、冬は開墾・肥料散布、春は土作り・種蒔き、夏は草刈り・灌漑と実行できるコマンドが季節ごとに異なるのだが、開墾をすると収穫量が増える反面、治水が低くなり、草刈りをすると収穫高が多くなるといったように、あちらを立てればこちらが立たずという感じで各パラメータの数値が増減する。

各城には農地の広さのパラメータが土台としてあり、生産性・肥沃度・治水の3つのパラメータが絡んでくるからややこしい。プレイしていてとりあえず、草刈りをすると兵糧収支が増えることは分かった。開墾をすると治水が減るが、これが減るとおそらく台風や長雨などで収穫高に影響が出るのだろうか。しかし今回のプレイでは治水の値を上げることが出来る灌漑は一回も使わなかった。施策コマンドでそれらの天災の被害を抑える特殊技能もあるし〜、という思いが灌漑を行うことを鈍らせる。

信長の野望・大志

それに一年間で行える農政コマンドの回数は限られているから、どのコマンドを使うかを考慮しなければならない。灌漑を実行してしまい収穫量が増える他のコマンドを実行しなかったら米の収支が増えないではないか。

ややこしいのではあるが、アップデート後だろうか、どの城でどのコマンドを実行すれば効率が良いのかアイコンで示してくれるので、あまり深く考えなくても農政コマンドを行うことが出来た。

これまでの信長の野望と比べると遙かにややこしいのだが、ここまで細かく農政でやらなければならないことを分けてプレイヤーの頭を働かせるという意味では、シミュレーションとして上出来なのではないか。今までの信長の野望の農政と言えば、「開墾」と「治水」の2つのシンプルなコマンドで、ここに民忠度が加味されるシステムだったと記憶しているが、大志では複雑な農政システムを採用しながら、プレイヤーは頭をひねらせつつ、アイコンによる助言でそこそこ楽に農政をシミュレートできる。

農業画面には他にも、人工、余剰農地、農民、流民、農兵、足軽、兵糧収穫、必要収穫といった数値が並んでいてかなり複雑だ。しかし筆者はこういったパラメータを気にすることなくプレイできた。

そもそも灌漑で何が変わるのかがよく分からなかった。というのも、灌漑を推奨するアイコンが一度も表示されなかったため実行する機会がなかった。今サイトで確認してみると、「収穫が増加すると共に、災害の被害が抑えられる」とある。灌漑コマンドでも収穫が増加するんだとクリアし終わった今気づいた次第。もっときちんと知っていれば「大志」の醍醐味を味わえたかもしれない。

商圏・農業共に政治に長けた武将は不要?

信長の野望・大志

ところで商圏進出にしても、農政コマンドにしても、「大志」では武将の顔が見えてこない。この手の内政コマンドではかならず政治の値が高い武将、例えば本多正信とか、大久保長安とか、真田信之、伊奈忠次といった政治力に長けた武将にコマンドを実行させることで、実際に武将に指示を与えているという実感が湧くのがこの手の歴史シミュレーションゲームの醍醐味でもあるのだが、商圏進出も投資も独占も、また各種農政コマンドも武将の能力値は関係ないみたいだ。ひょっとしたら関係あるのかもしれないが、プレイしていて武将の政治値の高さが影響していそうという実感は一切なかった。

商圏コマンドは基本月1回で、3ヶ月ごとの評定で武将の提案から得られる施策力を振り分けて或る「方策」を実行することで回数を増やすことが出来る。農政コマンドは領土が拡がるにつれて一年に実行できる回数が増えていくのと、種や肥料などの回数が決められているのみで、政治力の高い武将が城にいるからといって数値の効果に影響が出るといったことは確認できなかった。

また調略コマンドもないので、敵方の武将を内応に誘ったり、引き抜いたりすることも出来ない。まぁアレはアレで前作では時間がかかるし忠誠度の低い武将を探したりするのが面倒くさい根気のいる作業だったのだけれど、これだと風魔小太郎や服部半蔵、松永久秀などの智略のパラメータに長けた武将の使い道が見当たらない。

米をたくさん消費する

信長の野望・大志

農政コマンドで思い出したが、「大志」では出兵中は兵糧をたくさん消費する。だから油断していると兵糧が切れて、兵士が減っていくということにもなりかねない。逆手を取れば敵の大軍を翻弄すれば兵糧が切れて兵士の数を減らすことも出来る。

農兵と足軽

兵士には農兵足軽の二種類がある。農兵を抱えると兵糧収入が減る。また決戦が長引くと士気が低くなる。足軽を抱えると金銭収入が減る。ただしプロフェッショナルなので農兵のように戦闘シーンが長引いても士気に影響しない。兵農分離と考えるとわかりやすい。

米の収穫の多い城では農兵を、そうでない城では足軽を雇うと良いだろう。収穫の少ない城で農兵を増やしすぎて民を養う収穫が不足してしまうと民が不満を抱き、民忠が下がってしまう。

兵の士気

信長の野望・大志

「大志」では、兵の士気が勝敗を二分するほど重要となっているので注視しなければならない。2隊以上で敵部隊を挟撃すると敵部隊の士気を下げることが出来る。士気がゼロに就、潰走状態になると全軍の勢いを示す「戦況」が味方の側に傾く。この戦況が敵味方どちらか一方に振り切ると勝敗が決まる。もしくは総大将の兵数を0にすることでも勝敗が決まるが、やや難しい。兵が1,000以下だと作戦の「本陣斬込」を実行して総大将狙いもありだ。

総大将の兵数を0にするよりも、敵部隊を挟撃したり鉄砲で撃ったりして士気を下げ潰走状態に追い込んだ方が勝ちやすい気がする。ケースバイケースだろう。

潰走状態になると攻撃が出来なくなり、攻撃されると兵の減り具合も大きい。主戦場から離れて少し経つと回復し、再び攻撃することが出来る。

勢いで勝敗が決まるというのは画期的だ。実際の戦もその場の勢いというもので勝敗がつくような感じだし、「戦は勢いが肝心」というセリフも大河ドラマであった記憶がある(笑)

兵数が残っていても勢いがどちらかに振り切れば勝敗が決するので、総大将を狙うのか、各部隊を撃破していくのか、戦の前の作戦で戦略を練らなければならない。

大軍にも勝てる戦場の「広さ」

例えば10万の大軍に対して5,000の兵でも勝てる見込みがあるのが今作「大志」の特徴。各戦場の広さにより展開できる兵の数に上限がある。

この上限を増やすために、開発コマンドで検見所を建て、施設のレベルを上げていくと、検見所の効果が届く範囲内は自軍のみ増やすことが出来る。

上限以上の兵を連れてきた場合は、戦が始まってじっと動かないで居ると兵士が少しずつ補充され増えていくが、一度部隊を動かすとその部隊の兵数は増えない。

たとえば5,000しか兵が展開できない戦場なら、10万の大軍を相手でも5,000対5,000となるので勝てる。勝てば10万の大軍は雲散霧消して自国に逃げ帰っていく。

地形によっても効果が異なる。山や森は進軍が遅くなり、視界が狭いので敵に見つかりにくく奇襲部隊を用いた作戦を実行するのに効果的。逆に言えば敵を見つけにくい。敵に見つかると奇襲を受け士気が下がる。

先陣を切ると、敵の兵士数が60や100と一度に大きく下がる。先陣なので各決戦一回のみ。

各武将によっては自動的に発動する効果もあるみたいで、前田慶次は「傾奇者」を発動した。その際、愛馬の名前を口にするボイスが流れるのだが、まるでマンガ「花の慶次」のよう。元々週刊少年ジャンプに連載されていた「花の慶次」の人気の影響で、信長の野望にマンガキャラの見た目そっくりの前田利益(慶次)が登場し、当時ジャンプを読んでいた信長の野望ファンを沸かせたのだった。

そういえば山本勘助も最初の頃は肖像画に似たずんぐりむっくりなグラフィックだったが、内野聖陽がNHK大河ドラマ「風林火山」で演じた山本勘助がその年の話題になると、ドラマのイメージそっくりのグラフィックに変わった。その後、「真田丸」では、NHKとコーエーがタッグを組み、信長の野望の全国マップをドラマ内に組み込んでまたしてもファンを沸かせた。念願の信長の野望、大河ドラマデビュー。

軍団長制度はなし。戦闘に関わるコマンド以外は全委任できる

信長の野望・大志

これまでの信長の野望では軍団長制度が採用されていたが、今回はなし。委任コマンドはあり、内政や武将の配置、募兵、方策での施策数値振り分けなどが委任できる。

宣戦布告や行軍は委任できない。結論から言うと領土が拡がってくると戦争以外のコマンドを全委任できるので楽だった。領土が増えてくると各城を開発するにしてもすでに建設されている施設を発展させたり、新設したりするのが面倒になってくるし、ある程度領土が拡がってきたらすべて委任した方が勝手にやってくれるので楽、時短にもなる。

そもそも内政は領土がまだ少ない時分に、自分で頭をひねらせていかに効率よく領土を発展させていくか考えてプレイしている時が一番楽しく、城の数が20も30も増えてくるといちいち各城に設定するのが面倒くさくなる。そこまで発展すれば国力も大抵ついているし、人とコンピュータのある程度の誤差は気にしなくても済むし、コンピュータに任せた方が効率よく国力を増強してくれるかもしれない。

国力がつき大国になってくれば、必要不可欠なのは大量の兵糧と兵数。委任すれば勝手に増やしてくれるし、武将も配置してくれる。城を落としていくと、捕虜となった武将は大将の城に移送されるので城が空っぽになる。大国同士での戦いでは、一度戦に勝つと後の城がスカスカなので、あっという間に大国を滅ぼすことが出来る反面、滅亡させた大名の武将を大量に抱えることに就、その振り分けが非常に面倒な作業となる。史実にこだわりがあるプレイヤーなら、その武将達が実際に根城にしていた城または国に配置していきたいものだが、こだわりがなければ、委任して空いている城に自動的に配置するのが楽だ。城に武将が一人も居ないと乗っ取られる可能性もある。

大志プレイ記録

1582年の真田昌幸でプレイしてみた。城は上田城と、沼田城。早速内政コマンドで領地を発展させていく。

まずやることは商圏の進出。最初は上田城から直下の80という数値の商圏に進出。すると武田領の460の数値の商圏に進出できるようになった。武田と取り分を分けるのだが、その割合はパーセンテージで表示される。実際に入ってくる金銭の値も表示されている。
今のところ商圏コマンドの実行は一ヶ月ごとに1回しかできない。毎月忘れずに地道に商圏を広げていく。金銭がないと進出は出来ない。数値が大きい商圏ほど進出にお金がかかる。

次に「開発」で施設を建設していく。これは武将の内政パラメータだけでなく、特技なども開発スピードに関わってくる。例えば忍の里は、忍者武将が特技を持っているので担当させるとよい。おそらく智略に長けた武将も開発コマンドのいずれかに影響を与えるのではないだろうか。戦闘以外にも活躍の場がありそうだ。戦闘でも奥義を発動する際には智略が効果の増強に効果がありそう。しかしせっかくの智略パラメータがあるなら、内応など何からかのコマンドが欲しかった。内政は領土開発、外政は外交交渉、統率、戦闘は戦場など直接影響のある活躍の場があるが、智略はどこで活躍できるのか、直接の場がなく、武将を生かすチャンスがない感じがする。

親善外交で各大名と親交を温めておく

外交と言えば、「大志」は朝廷コマンドがない。一応朝廷の使者は来て、内裏の修理費の見返りに官位を授けるという形で簡略化されている。征夷大将軍になるにはどうしたら良いかというと、惣無事令が発動できる2/3の領土を切り従えたら、自分で勝手に名乗る。信長の野望の魅力が1つ削がれた感じ。

外交で周辺諸国の友好度を上げていく。まずは北方の上杉景勝と交渉。早速翌月通商協定を結んで、上杉家の商圏に進出することが出来た。武田家とはすでに同盟関係にあるので、武田領内の商圏に進出できる。

友好度を上げると、同盟や婚姻関係を結ぶことが出来る。友好度は自分の好みの数値を選択肢の中から選んで実行する。あとは外交に長けた武将を選べば勝手にその数値までコマンドを実行してくれる。

商圏、開発、外交をまずは繰り返していく。開発や外交に適任の武将は、自動的に上位に表示されるから武将の能力値を詳しく見なくても迷わない。外交に関しては、各大名との相性もあるみたいだ。

また各武将には「志」と呼ばれる新たな概念が導入された。特に有名な戦国武将は特有の「志」があり、メリット・デメリット双方の様々な効果がある。有名武将の特徴をより深く掘り下げる志のおかげで、単なる能力値のパラメータとグラフィックという存在から、より肉感のある存在に発達した感がある。「瀬田に旗を立てよ」などのセリフを吐くのも、遂に信長の野望のここまで来たかという感じ。

こまめなセーブとオートセーブで時短を

周りは大国だらけ。清洲織田と伊勢織田、柴田、最終的に北条とも同盟を結ぶ。徳川とも友好度を高める。北条を攻めるには大国過ぎて兵数が持たない。一度プレイしたときは武田が北条を攻めて城の兵数が少なくなったので、便乗して上野を攻めてみたが、ようやく城が1つ取れた程度で進展しない。うちのプレステ4、ちょっと調子が悪くて定期的にディスクが勝手に出てくるので、データが飛んでしまったのでやり直し。

信長の野望・大志

自動オートセーブも設定できるので、やり直しが利いて便利。この手のシミュレーションゲーム、例えばシヴィライゼーションもそうだが、凄く時間を消費する。気づいたら1日が終わっていたということもある。少しでも時間を節約するなら、あまりこだわらず、大局ではセーブを頻繁にして、どの方向に攻めたら勝てるとか、どこを攻めたら負けずにすむなど考慮に入れてプレイしていき、上手くいかなかったらセーブポイントからやり直すというのもありだ。

弱小国から攻めて行くと勝ちやすい

姉小路家が意外ともろかった。飛騨に3城持っているが、ある程度国力をつけてから攻めたらあっという間に3城とも落とせた。(ひょっとしたら他の勢力が1つの城を狙ったときに便乗して攻めたかもしれない)。他の勢力が攻めたら、そちらに気を取られて他の城兵がお留守になるので、その隙を狙うのもいい。

次は清洲織田家。こちらも他の勢力が攻めているか織田家が攻めたときに城がお留守になっていたのを見計らって攻めていく。織田家が勝つか負けるかもこちらの城の撮りやすさに関わってきそうでハラハラする。織田家が勝てばその大軍が残るので、こちらに攻めかかってくる恐れもある。しかしこれも一気に落としただろうか。領地が上田、沼田、美濃飛騨3ヶ所に点在する横に長い領土になってしまった。

次に同じ要領で伊勢尾張家を攻め、柴田家の若狭越前などの領土を少しかすめ取る。問題はここからで徳川と羽柴の大国が控えている。特に徳川は酒井忠次、本多忠勝、榊原康政など盛況な武将が揃っているので難敵だ。羽柴も黒田官兵衛、福島正則、加藤清正、大谷吉継ぐなどの優秀な武将がたくさんおり、攻めにくい。

その前に長年友好を温めてきた武田家を攻める。かなり長い期間の同盟関係が初期より設定されていたが、それも期限が来て切れたのを機に、また武田家が他の勢力に攻め込んだか攻め込まれたのを機に、お留守になっている城をかすめ取っていった。あっという間に武田家が滅びる。主筋を滅ぼしてしまい申し訳ない。これも天下泰平のため。この時点で筒井家が臣従を求めてきた。

肉を切らせて骨を断つ

遂に徳川家と決戦。尾張三河遠江と肥沃な東海地方を牛耳っている家康は1つの城に1万単位の兵を抱えている。こんな大国に勝てるのかと戦々恐々だったが、家康側が獲ったばかりの新府城を8万の大軍で攻めてきたので否応なく開戦。出せる兵数は1万か2万くらいに限られているだろうが、精強な武将が揃っているので対戦したくない。

その前に、攻められそうになったら、防ぐことが出来る裏技を紹介。このときはちょうど上杉家を攻めていたので、徳川家に援軍を頼むと、開戦を防ぐことが出来る。嫌な敵に開戦されたらセーブポイントに戻って援軍を頼むと良いだろう。やはり常日頃から外交で心証を上げておく必要がある。

信長の野望・大志

この裏技である程度時間を稼いでから開戦。結局上杉家との戦が長引いて民が疲弊していたので、講和を結んでしまった事で、家康の8万の大軍が一丸になって攻めてきた。

今回はすべての戦いが決戦となる。出陣させる複数の城から最短距離の場所に1ヶ所に集結してから城に向けて進軍する。このシステムはさながら本物の戦のよう。兵数もそうだが、部隊の数も最大の8部隊にしておけば、敵部隊を挟撃しやすく、士気を減らし、潰走に持ち込みやすい。潰走に持ち込めば攻撃で兵数も減らしやすいし、こちらが敵部隊に挟撃されるリスクも減る。

逆に兵数が多くても部隊数が少ないと、敵に挟撃されやすくなり、数では勝っていても戦に負けてしまうリスクもある。

あとは戦場によって、はじめに導入できる兵数が限られるので、大軍を連れてきていても、敵と同じ兵数で対峙することもあり得る。その場合は相手の武将の方が優れていれば負けてしまい、大軍があっという間に消滅、各城に逃げ帰ってしまう。

裏を返せば小国でも大国を相手に戦で渡り合えるという面白みがある。更に「開発」で「検見所」や「忍の里」「櫓」「練兵所」などを設置しておけば、導入できる兵数の上限を自軍だけ増やしたり、出兵の際に士気を高めたり、敵兵を削ったり、更に戦を有利に進めることも出来る。

結局徳川の大軍はやり過ごすことにした。新府城ともう一つその北の小諸城が徳川の大軍に奪取される。そのすきにこちらは美濃尾張を2万前後の幾つかの大軍で攻め立てた。井伊直政率いる2万超の部隊が相手だったが、なんとか勝つことが出来た。ここを分水嶺として、大国でも勝てるという自信がつく。これこそゲームをやっていて一番アドレナリンが溢れる瞬間だろう。ゲームでも上手くいかなければ逆にストレスになる。

信長の野望・大志 信長の野望・大志

美濃尾張を攻めていると、なぜか徳川の大軍の動きが止まった。すぐ側の上田城に攻めるかと思われたが攻めてこないし、自国にも守りとして引き返してこない。よく見ると徳川の兵糧が底をつきかけていた。8万の大軍なので一月の兵糧の消費量も半端ない。他にも攻め立てている城の後詰めとして1万単位の兵を繰り出してくるから、あっという間に徳川の兵糧が底をついた。収穫の秋までにはまだ4,5ヶ月ほどあるから、8万の大軍が脱走で最終的に2万近くまで落ち込み、徳川の城をほぼ手中に収めると、帰城したのか、大将の居城を奪ったためか、消滅してしまっていた。

信長の野望・大志

信じられないことに、あれだけたくさんの城を持っていた徳川家をあっという間に滅ぼせた。と同時に家康以下徳川の優秀な家臣団もごっそり手に入れる。大名がまだ残っているときは捕らえてもなかなか士官に応じないが、一度滅ぼすと全員手に入れることが出来る。

北条氏邦を間違えて処断してしまったときは、大名の氏政から仇と険悪な状態になった。親族思いのゲーム。こういう細かい設定も人間味溢れていて素晴らしい。

大国相手でも一度決戦に勝利すると、立て続けにたくさんの城を攻め取れる

信長の野望・大志

次の大敵は、羽柴秀吉と北条氏政だが、まずは羽柴氏が毛利家や長宗我部家と度々戦を起こしているので、お城が留守になっている。同じ要領でかすめ取るが大谷吉継ぐの軍勢が強い。セーブポイントに戻ってやり直し、武将を選別し、兵数を5万程に増やし、戦場を変えて勝つことが出来た。若狭方面、大和方面に4部隊ほど出撃させ、多方面作戦を展開。じわじわと城を奪取していく。兵がほとんどいないから囲みだけで城が落ちる。羽柴秀吉本隊とも対戦したが勝つことが出来た。

決戦はコンピュータに任せることも出来る。その場合は自分でプレイするよりも兵数が減りやすいが、大軍の場合はあまり気にならないだろう。なぜなら兵数が減れば兵糧の消費量も減る。兵糧が結構ギリギリなので、大軍で力攻めしつつ、敵の兵力をそぎ落として、最終的に兵数が1万前後になっても、削がれて兵がほとんど残っていない敵の城を取り囲んで、一気に滅亡に追い込む。

いちいち自分で決戦していると時間がかかってしょうがないので、ある程度決戦に飽きてきたらコンピュータに任せるのも手だ。あっという間に勝敗がつく。軍師も確実に勝てる戦と、どちらか分からない戦、負ける戦を決戦前に進言してくるので、確実に勝てるのはコンピュータに任せて問題ない。残りの兵数と相談しよう。これくらい残っていれば他の城があとどれだけ落とせるか、これから先に出てくるであろう敵の残存兵力を推し量りながら決めると良い。

機内をほぼ手中に収めていた羽柴家もはじめの戦に数回勝ったことで一気に滅ぼすことが出来た。毛利と長宗我部とは24ヶ月の同盟を結んでおき、まずは上杉家を滅ぼす。安東家を外交で臣従させ、相馬家もなんとか滅ぼす。北に残るのは南部家、そして関東の雄北条家だが、ここまで来て合戦以外はすべてコンピュータに委任させていたので、兵数が増えていた。

信長の野望・大志

城をこれだけ取ると、内政をすべて手動でするのは困難を極める。獲った城は基本武将がいない状態で、一度開戦して攻め滅ぼすと城の数も10,20と一気に増え、それらに武将を配置しなければならないし、兵数も決めなければならない。新しく獲った城は悪政を敷いていたのか民忠が低い場合が多かったので、農兵の数を必要な兵糧収入を下回らないように低く設定しなければならないが、それも面倒くさいし、0に設定してもまだ民の不満が高まると進言してくる。なので内政と募兵、武将の配置をすべて委任した。

南部家に宣戦布告したが、直後に北条家も南部家に宣戦布告。なかなかの大軍で攻めるのは難しそうということで、7万の一度軍を帰参させ、北条家に宣戦布告。上野の箕輪城他3城辺りから先鞭をつけて、攻め立てる。やはりここでも戦場の兵数上限が邪魔をして、真田昌幸自ら率いる11万の大軍が生きない。何度かセーブポイントに戻って自分で決戦を操作して勝つことが出来た。大軍でも負けることがあるし、相手の武将が優れていると、敵地では勝つのが難しい。施設や志、政策提案の様々な効果が効いているせいだろうか。

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駿河、甲斐方面から、相模と武蔵を攻めさせる。大将は島左近と武田勝頼。難攻不落の小田原城も兵数が1000程度しかおらず、容易に落ちた。

11万の大軍は、後詰めでやってくる北条軍の大軍を関東平野で何度も自動決戦で打ち負かし、北条方の兵数が削がれていく。相模も武蔵もほぼ手中に収め、こちらの兵数も昌幸軍が3万まで減った。兵糧もつきかけていたが、秋も近いこともあり、戦闘を継続。予備部隊として繰り出していた秀吉軍5万が1万を切ったのでいったん帰参させて、新たな軍団を投入した。

親交を温めていた大名に兵糧を要請してその場を凌ぐ

信長の野望・大志

明らかに兵糧が足りなくなり兵数が減る恐れがあったので、外交交渉で周辺国に兵糧の援助を求める。19800を選ぶ。家宝だったり、鉄砲や馬を要求されるが、この頃になると馬も鉄砲も大量に保有しているので、ドンドン兵糧と交換して貰い、9000と尽きかけていた兵糧を7万ほど確保することが出来た。これで十分持つ。やはり外交であらゆる大名との心証を上げておくことは必要。ただし遠方の大名とは親善交渉が出来ないし、離れている大名との兵糧獲得交渉は時間がかかるので注意が必要。

信長の野望・大志

あれだけ関東地方から東北地方にかけて広範囲に渡っていた北条の城も、やはり一度抜けると一気に城を総なめ出来る。開戦前はこんな大国と渡り合っていけるだろうかと不安だったが、意外とあっけなかった。

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北条の城をあと数個残したところで、惣無事令を敷くか軍師が利いてくる。全国の2/3の領土を切り従えたということか。すでにこの時点で昌幸は征夷大将軍を自ら名乗っている。イラストカットもないなんともあっけない征夷大将軍就任。とりあえず北条を完全に滅ぼしたかったので、ここでは惣無事令は出さず。滅ぼしてから、内政コマンドに現れた金印のボタンを押してクリア。

信長の野望・大志

一昔前の信長の野望は全国制覇の道もあったが、さすがに城の数が多すぎ、最後は作業ゲーになってしまいがちなので、このシステムは秀逸。やはり信長の野望第2作の戦国群雄伝の地図、武蔵ー越後から中国ー四国地方までの範囲がストレスなくゲームを遂行できるちょうど良い大きさだろうか。全国すべての城を攻め取って制覇するのはしんどい。

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武将のグラフィックあれこれ

ゲーム栗顎に余韻に浸るように、無印でも備わっている武将データを閲覧した。

森蘭丸をはじめとする森氏が3人ウエストアップのグラフィックで優遇されている。徳川家康は5枚も用意されていて、信長の4枚よりも多い。武田信玄は3枚。伊達政宗の若いグラフィックが本当に格好いいし、壮年の政宗も渋い。これは戦国立志伝でも最終的に真田昌幸と組んで徳川家康を討ち取った大坂の陣のイベントをYouTubeで見たが、壮年政宗格好いい。あとは政宗の正室愛姫の実家である田村氏が二人。織田家に誅殺された悲運の剣豪大名・北畠具教も公家風の衣装でありながら刀を華麗に振るい格好いい。

信長の野望のグラフィックと言えば、ネットで出回っている二階堂盛義の画像が有名だが、今回は普通。その代わり二階堂盛義の後を継ぐ武将が現れた。

信長の野望・大志

二階堂盛義と同じく、やはり苦労人らしい。

他にもグラフィックが華麗になった武将がおり、仁科盛信、前田慶次、百地三太夫、風魔小太郎、武田信虎など。塙団右衛門は夜討ちの大将の名刺までちゃんと描かれていたし、秋山虎繁は膝をついて刀を見つめる有名な肖像画が現代風グラフィックで見事に再現されていた。池田輝政も格好いいが、前作の踏襲だったかもしれない。井伊家も大河ドラマの影響で大きいグラフィックが用意されており、井伊直政と井伊直孝がソックリの赤備え。

ウエストアップの大きめのグラフィックはおそらくイベントに登場する武将なのだろうか。

信長の野望 創造PKの武将ファイルでは、過去の信長の野望作品の顔グラフィックも用意されていてその変遷が比較できたが、無印のためかそののデータはなし。その代わり過去作品に登場したかどうかはアイコン表記されている。

新武将はさっと見ると、そんなに出ていないように思われる。すでに過去作品で登場武将は十分すぎるほど蓄積されているし、おそらく創造で結構出ている。天正遣欧少年使節の千々石ミゲルも武将として登場する。天草四郎も出ているが、この二人はすでに前作またはそれ以前にも登場していたらしい。今井宗久は信長の野望の舞台で彦摩呂が演じているので、それとうり二つのイラストで登場、こちらは追加でダウンロードとなっている。水戸光圀も出てくる。1700年没。武将がいなくなるまでプレイするという動画が毛利秀元だっただろうか、YouTubeで出ていたが、今回は1700年まで待たなければならないということか。ということは由井正雪も出てくるのだろうか。

グラフィックに関しては前作以前のイラストを踏襲している武将もいる。まぁ新作ごとに2000人以上の登場武将全員のイラストを変えていたら大変な手間だろう。過去の遺産を上手く使っていると言える。

しかし不満がないわけでもない。美濃三人衆の安藤守就は昔は鎧姿だったような気がする。信長に追放され、本能寺の変後はお馴染みの三人衆の稲葉一鉄に攻め滅ぼされたから扱いがあまり良くないのだろうか。モブキャラ用のグラフィックに見える。

穴山信君はこれもややモブキャラに見える。武田家滅亡後は武田氏宗家を継ぐ身であったし、頭巾を被って威厳を見せて欲しい欲しいところだった。

逆に高天神城で最後まで城を死守し、城を枕に討ち死にした岡部元信は大きいグラフィック扱いだった。これも天下の面目を失う勝頼のイベントがあるのだろうか。

武田勝頼が凄く格好よくなっていた。他の武将も、最上義光が文字の刻まれた金棒みたいな物を持っていたり、他の武将も軍配を前に突き出している躍動感のあるイラストが幾つか見受けられた。

その反面、モブキャラ扱いのあまり有名でない武将は、昔からのモブキャラ風のイラストに落ち着いていた。あまり使うこともないし愛着も湧かないだろうから、そこまでモブキャラ風武将に力を注いでも労力の無駄とも思われる。

しかし武将ファイル全体を通してみると、あまり聞いたことのない登場武将でもイラストがしっかりと描かれていたり、少しタッチの異なる古っぽいイラストだったり、横顔だったり、筒井家は坊主だらけだったりと、見ていて飽きない。

姫も多く採用されているが、これも意外と創造で結構出ていた姫が多い。史実でも武将として活躍した姫のイラストが眩しい。

紙の説明書はないが、説明書なしでもゲームクリアは可能。攻略本を購入するのもアリ

あまり内政の細かいところまで気にせず、説明書をあまり読まなくても出来たのが、アップデートを経て、何をすれば良いのか軍師などが進言してくれたからだろう。一応どういう効果があるかも説明書きがある。昔は冊子の説明書が着いていてやや分厚めのそれを新しい紙の匂いを楽しみながらペラペラと読むのが至福の時だったのだが、簡略化だろうか経費削減だろうか、紙の説明書はなくなった。昔はおそらくはプラスチック製の黒の重厚感のあるパッケージで値段も低下が11800円で高級感があった。当時のファミコンソフトの値段が4800円から5800円くらいで、小学生が買うには高すぎる価格設定で、故にコーエー独特の高級イメージがあったが、それも今はPS4統一のブルーの半透明プラスチックケースとなった。

電子書籍にも相性があり、説明書の類いは辞書と同じで、使い方も辞書と似ており、紙でペラペラとめくった方が必要としている情報を探し当てるのが楽で早い。PS4のコントローラーを使いながらテレビモニター画面で説明書をペラペラめくるのはアクセシビリティが非常に悪く、酷く疲れるので、あまり説明書を読む気になれなかった。

そういう場合は、紙の攻略本が発売されているからじっくりと読んでみたいところだ。こちらも電子書籍で発売されているが、説明書とは異なるので、電子書籍で見読みやすいし、読み応えのある内容だろう。

創造PKと安土城を比べてみる

大志は過去最高のグラフィックと謳っているが実際のところどうなのだろう。創造PKをプレイした際にスクリーンショットを撮っていたので比べてみた。以下は大志の安土城。

信長の野望・大志 信長の野望・大志 信長の野望・大志

以下は創造PK版の安土城。

信長の野望・創造 with パワーアップキット 信長の野望・創造 with パワーアップキット 信長の野望・創造 with パワーアップキット

ぱっと見、前作の創造PK版の方が、緑も茂っていて綺麗。御殿も建っているし、街並みもカラフルに反映している。

大志の安土城は近づきすぎると中が透けるというバグ表示が発生した。あと富士山の山頂が雪っぽくないのが不満。全体的に灰色。

オープニング動画・イベント動画・テーマソング

真田でプレイしたので前作の創造PKのような連続したイベントはなかったが、信長でプレイすると、表記されている幾つかの条件をクリアすれば、本能寺の変のイベントを発生させることが出来る。備中高松城を囲む。織田か徳川が武田の新府城を囲む。この時点で武田家は滅亡し、甲斐信濃は織田家の領土となる。信長、信忠、蘭丸が二条城に赴く。この3点で本能寺の変が発生。柴田、明智、羽柴からプレイする大名を選ぶ。甲斐信濃は徳川の領地となっている。他にも動画が流れる大イベントが用意されている。しかし真田のイベントはなかった。やはりPK版で出すのだろうか。これなら他の難点も含めてはじめからPK版のクオリティ出だして欲しいというのが本音だが、そういう商法が定着してしまった以上は仕方がないか。役人と違い、利益を追求するのが企業の大本でもありますし。

動画と言えば、今回のオープニングも創造と同じく、樋口真治が担当。ナディア、エヴァ、シンゴジラなどに携わった気鋭の監督で、前作の創造のオープニングがエヴァっぽくもあり凄く良かったが、今回は旧映像の世紀のような歴史的出来事の文字の羅列で魅せてくれた。しかし創造のオープニングは本当にエヴァっぽくて格好よかった。あのクオリティを上回るのは難しそう。今回は飯をガツガツ食うおちゃらけたシーンもある。

エンディングはえらく簡素だが、その後にはムービーとMISIAの歌も用意されている。オシャレな曲調で、久々に音楽を買いたくなった。

信長の野望・大志 総論

内政、外政、決戦、それらのコマンド実行に影響する武将の能力値、ともども細かいパラメータが設定されているので、やりこむととても深みの或るゲームに仕上がっているのではないだろうか。発売当初は様々な不満点からAmazonその他でのレビューが芳しくなかったが、3度のアップデートを経て完成度の高い作品に仕上がりつつある。

というわけでいつものシリーズのように楽しめた。シミュレーションゲームというのは他のジャンルのゲームに比べると時間の浪費量が半端ないので、セーブポイントを頻繁に作って失敗したらやり直すという方法を取った。PK塙でどう進化するのか待ち遠しくもあるが、他にやらなければならないこともたくさんあるし、ひとまず置こうと思う。