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Lightroomの明瞭度は人物写真には使うな

アドビのLightroomで行うRAW現像で、明瞭度というパラメータがある。このパラメータをマイナスにいじると、写真が全体的にふんわりとした感じになるので、よく知られている。

RAW現像の初心者は、この明瞭度のパラメータを好んで使いがちだ。なぜなら女性の肌がふんわりとしてある程度影が飛び、Photoshopなどの画像処理ソフトを使って肌レタッチをする必要がなくなるように感じられるからだ。

Lightroomの人物写真における明瞭度のパラメータの使い方としては、明瞭度を-10から-30の間で調整するのが一般的だ。顔の影が緩和される。余り大きくマイナスの方向へ持って行くと、不明瞭で不自然な写真となる。

しかしこの明瞭度、写真の画質を損ないかねない。せっかくシャープで解像感豊かに撮った綺麗な写真(フルサイズ機なら尚更)を、明瞭度をマイナスにしてそれらの魅力を溶かしてしまうのは、何とも勿体ない話だ。

明瞭度をいじった写真は、誰が見ても分かる。コップの水を零してしまった写真のように全体が滲んでいる。それを美しいと感じるか、汚いと感じるかは人それぞれだが、すべての写真を明瞭度をいじってお渡ししてしまうのは、楽をしたいカメラマンの悪弊である。

自然光であれスタジオ撮影であれ、肌というのは光を上手く操れば綺麗に撮れる。太陽の位置を読んで、レフ板を当て、カメラを絞り優先モード、あるいはマニュアルで設定し、露出を決める。

スタジオならストロボ光をアンブレラやソフトボックスで透過させて、肌を綺麗に撮ることが出来る。

たとえこれらのスキルがなくとも、肌レタッチはモデルやコスプレイヤー側に任せれば良い。レイヤー側がレタッチの方法が分からなければ、上手く肌レタッチできる方法を教授してあげるのも良いだろう。こちらのプレミアム記事でもPhotoshopを使って超速で肌レタッチできる方法を紹介している。

所要時間たった2分!フォトショップで従来よりも数倍高速に肌レタッチして美肌写真を作る方法

幸いなことに、Photoshop+Lightroomが月々980円という安さで利用できる。ヘビーなコスプレカメラマンやコスプレイヤーなら使わない手はない。

Lightroomで明瞭度をいじってある程度誤魔化すよりも、Photoshopできちんと肌レタッチした方が、綺麗な肌に仕上がる。明瞭度をいじって写真全体を台無しにすることもなくなるだろう。

RAW現像ソフトで明瞭度のパラメータがあるのは、Lightroomくらいなので、不本意だがRAW現像はLightroomで行っているというユーザーも、肌レタッチをPhotoshopで行う方針に変えることで、他の高性能のRAW現像ソフトに乗り換える良い機会になる。