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絞り優先モードとマニュアルモード、どっちが撮りやすい?

絞り優先AE(Avモード)とマニュアルモード、どちらが撮りやすい?

絞り優先AE(Avモード)とマニュアルモード、どちらが撮りやすい?

ポートレート撮影などでは、プログラムAEモード、絞り優先モード、マニュアルモードの3つの内のどれか一つで撮影することが考えられる。カメラ任せのお気軽ポートレートならプログラムAE、撮影者自身が絵作りにこだわるとすれば、絞り優先モード(Av)、マニュアルモード(M)の二つに絞られるだろう。

絞り優先モードは、F値を設定すれば、明るさはカメラが自動的に適正露出になるように設定してくれる。すなわちシャッタースピードが変動する。

野外撮影では便利なモードだ。天気が晴れたり曇ったりとコロコロ変わる日には、自動的にシャッタースピードが変わり、最適な露出に設定してくれるからだ。

僕自身はここ最近はずっとマニュアルモードで撮っていた。シャッタースピード、F値、ISO感度を自分で設定して、適正露出に設定する。マニュアルモードの良いところは、一度設定を固定すると、天気などの外的要因での明るさが変わらない限り、写真の明るさが不変なところにある。

問題は先ほども述べたように、天気だ。天気がコロコロ変わると、設定を固定しているマニュアルモードでは、当然明るさが変わってくる。カメラの設定を変更しなければならない。太陽が現れたり雲に隠れたりと天候が目まぐるしく変わる日には手間がかかる。天候の変化によって、シャッタースピード、ISO感度、F値の増減が必要になってくる。

なぜ3つの要素をこの順番で書いたかというと、空模様が変わった時に変えなければならない頻度は、シャッタースピードが一番で、次にISO感度、最後の手段としてF値を変えるからだ。

F値の変更は絵作りの変更を意味する。F値を変えることで、ピントが合っている部分以外の暈けの量が変わってくるからだ。

天気が変わる度に明るさが変わってしまう、固定設定のマニュアルモードでは再設定するのが面倒臭い。最高の笑顔とか、最高のポージングとかのシャッターチャンスだって逃してしまうかも知れない。

だから野外ロケ撮影では、絞り優先モードで撮った方が良いのではないかと最近考えるようになった。そこで先日ロケ撮影に赴いた際に、久々に絞り優先モードの設定方法を記憶の片隅から引っ張り出してきて、撮ってみることにした。

なるほど、楽だ。自分の好みの明るさにするには露出補正の設定が必要だが、楽に撮れる。最初の内はそう思っていた。しかし構図を変えると、明るさが変わってしまう。だいたい野外での人物撮影では逆光で撮ることが多い。僕の場合、9割方が逆光で、残り一割は半逆光だろうか。

モデルの背後に太陽がある。それを構図を変えて太陽を入れたり隠したりすると、適正露出が変わってくる。とにかく構図を変えれば明るさも頻繁に変わる。縦構図と横構図でも変わってくる。これはチョット不便だなと感じた。露出補正をし直さなくてはならない。

これがマニュアルモードなら、天気さえ変わらなければ、太陽を入れようが外そうが写真の明るさは変わらない。明るさが変わるのは、太陽が雲に隠れたり、逆に雲から出てきた時だ。

どちらも一長一短というわけだが、これなら野外でもマニュアルモードで撮った方が撮影が楽だなと感じた。とかく様々な構図で撮ることが多いコスプレ撮影では、構図を変える度に明るさが変わってしまっては、後処理のRAW現像のことも考慮に入れると、とても不便に感じる。

結論として、これからは野外でもマニュアルモードで撮ることにしたのだった。