身長の小さいキャラクターを撮ってみよう -子供っぽく撮る為の3つのステップ-

ちびっ子キャラっぽく撮る為の3つのコツ。
ちびっ子キャラっぽく撮る為の3つのステップ。

あんスタの姫宮桃李のコスプレを撮ることになった。レイヤーさんからの要望は小さく撮って欲しいとのこと。キャラクターのプロフィールを見ると、身長152cmとある。なるほど、ちびっ子キャラクターだ。

昨今の中高生男子の平均身長が170cmくらいと考えると、身長152cmの男の子はかなり小さなキャラクターとなる。そして見た目もその身長と違わず女の子っぽくて可愛い。

僕自身もコスプレをしていて、幼少キャラなんてのをやったりするので、その時に撮り合いの相手に指示したときの撮り方で撮ってみる事にした。僕の頭の中のフローチャートを公開していく。

1.脚立に乗って上から撮る

上から撮るのは可愛く撮る為の基本だ。スマホで自撮りするときも皆スマホを上にかざして撮っている。

正面から撮ると普通になるし、下から撮ると台形の構図になり、威圧感が増す。ローアングルの写真は、女の子を撮る時だけでなく、ビジネス関連のプロフィール写真でも上から見下す感じになるので、撮ってはいけないやり方だ。

2.広角レンズで撮る

広角レンズというと歪みが生じるので、人物写真では使いにくいレンズだ。しかしここは敢えて24mmの焦点距離のレンズを使うことで、パースを活かして人物をとことん小さく撮ってみる。

広角レンズ特有のパースが効くと、頭が大きく写り、その反対に足下は小さく細く写ることになる。逆三角形の構図となる。頭を大きく写すことで、より子供っぽさを出すことも出来る。子供というのは全身に対する頭の大きさの比率が、成人よりも大きくなるからだ。

3.トリミングする

最後の仕上げとして、広角レンズ特有のパースや上から撮った感じを弱める為に、トリミングを施す。周りの背景と比べて広角レンズで生じている歪みがおかしいと思ったら、人物の部分のだけを大胆にトリミングするのも1つの手だ。そうして出来上がった写真がこちら。

小さな子供っぽい感じに撮れた。
小さな子供っぽい感じに撮れた。

ちなみにトリミングのアイデアは僕ではなく、レイヤーさんのアイデアだ。掲載している写真もレイヤーさんに編集して貰ったものをそのまま使わせて頂いている。広角レンズで上から撮ったような感じが、幾分か弱まった仕上がりとなっている事を補足しておく。