etoile studio

ストロボ撮影で遊ぼう

ストロボを使って遊ぶのは楽しい。

ストロボを使って遊ぶのは楽しい。

ストロボを使いこなせてくると、様々な表現が可能となる。特にコスプレ撮影の分野においては、ストロボ撮影は必須の感がある。むしろ持っていない人の方が少ないのではないだろうか。コスプレイベントやスタジオでストロボを持ってきていないカメラマンは見たことがない。

昨日も太秦映画村のコスプレイベントに足を運んだ。元々は筆者もコスプレして撮り合いをする予定だったが、最近装備をアンブレラからソフトボックスに替えたので荷物が重くなった点と、太秦映画村までの徒歩20分がなかなかにキツいというのと(バスを使えよという話だが)、あとは自分のコスプレの用意、ウィッグセットや衣装などをもうちょっとマシな物にしたかったのだが準備する時間もなかったので、そんな姿を撮ってもらっても仕方がないと諦め、撮影で行くことにした。

撮影していく内に、雨もぽつぽつと降り出してきた。こんな日に雨撮影を敢行するのはいつものことだが、今回は雨が降る前に撮ってしまいたい絵があるということで、いつも撮影しているモデルの要望を聞くことになった。ムチャブリライティングというヤツだ。

後ろからストロボでハレーションを効かせてみたが、この絵はいらないと言われた。

後ろからストロボでハレーションを効かせてみたが、この絵はいらないと言われた。

上に掲載した写真のこのキャラクターで、銃を構えている写真を撮っていったのだが、実際に銃口から光がピカッと飛び出ているように撮って欲しいと言われた。またかよと半ば溜息をつきつつ思ったが、出来ないこともないので、もう1台ストロボを後ろに設置して、要望通りの絵を撮ることになった。

この手の写真撮影で何が大変といって、ストロボを立てている三脚をいかに見えないようにして撮るかだ。見えても良いのだが、後からPhotoshopで三脚を消すのが中々に大変なのだ。そんな無駄な手間がかかるくらいなら、始めから三脚が極力見えないように撮る方が効率が良い。

まぁ後は、三脚が写り込んでいるのが見えた写真をTwitterに上げたら、全く面識もなければ一度もネット上で絡んだことのないコスプレイヤー兼アマチュアカメラマンに写真をリツイートされて、その不作法な男のTL内で写真にケチを付けられた経験が過去にあるので、いかにして写り込まないように撮るか考えを巡らせるのも一興だろうと思った次第だ。

着物の袖で隠せたので、モデルに指示した。しかしモデルも頭の後ろに目がついているわけではないので後ろの三脚が見えず、中々に裾で三脚が隠れない。更には銃口部分にストロボがピッタリと当たっていないと良い写真にならないので四苦八苦したが、とりあえず撮ってデータ確認。白の光よりも青の光が良いという。そこでストロボに青のカラーフィルターを装着してもう一度撮影。何とかコスプレイヤーが求めている絵を撮ることが出来た。

三脚がなるべく見えないように着物の裾で隠して、銃口から火が噴いているように撮影。ストロボにはブルーのカラーフィルターを装着。

三脚がなるべく見えないように着物の裾で隠して、銃口から火が噴いているように撮影。ストロボにはブルーのカラーフィルターを装着。

欲を言えば、ストロボの方向を横にして青白い光を横長にしたらもっとリアリティが出て良かったかも知れない。ちなみに撮影者である筆者は、このキャラクターもこの作品も知らない。当日にキャラの性格について聞かされたが、何でもイラストが太秦映画村のイメージとピッタリなのだそうで、念願の初出しの日となったと言っていた。まぁこんな風に撮ればそれっぽくなるかと、頭の中の引き出しから構図を数パターン引き出して撮ってデータを見せたら、モデルも歓喜の声を上げてくれた。

一仕事終えてホッとしていたのも束の間、今度はもう一人の子も、刀が光ってる感じで撮って欲しいと言い、パンフレットを渡された。こちらの方は三脚も隠れやすく、以前に同じような写真を自然光で撮った経験があったので、パパッと撮った。数枚撮って・・・、

一発OKが出た写真。経験が物を言う。

一発OKが出た写真。経験が物を言う。

「はい、コレでいいんちゃう?」

「ホンマやわ、これでいいわ(笑)」

あっという間にモデルが求めている写真撮影完遂。本来理想的な撮影とはこうあるべきであろうと思えた瞬間だった。

今回はストロボを使って簡単に遊んでみたが、ストロボの可能性は無限大だ。機会があればこれからももっと新しい方法を試してみようと思う。