etoile studio

フルサイズ女子カメラ

お手頃価格のフルサイズ一眼レフデジカメ、Canon 6D。

お手頃価格のフルサイズ一眼レフデジカメ、Canon 6D。

約一年ぶりの再会となる女の子と撮り合いした後のアフターで、フルサイズ機を購入するということで、キヤノンとニコンどちらにしようか迷っているという話を聞いた。まだ19歳なのにフルサイズを購入するというその決断が凄い。

何でもとても憧れの女性アマチュアカメラマンがいるということで、その人の撮った写真を見せて貰ったら、とてもフンワリとしていて、あぁこれは女の子はこんな風に撮って貰ったら憧れるだろうなと素直に感じた。

その女性カメラマンの使っているカメラがフルサイズで、彼女もフルサイズ機が欲しくなったという話だったが、キヤノンにするかニコンにするか、スパゲティの並んだテーブルを挟んで二人してあれこれと意見交換しては悩みに悩んで時間が過ぎていった。

キヤノンは記憶色、ニコンは記録色と俗に言われている。キヤノンは人の記憶の中にある肌の色で、女性なら淡いピンク色に撮れる為に、ポートレート専門のカメラマンにとても評判が良い。一方ニコンはというと、現実に忠実な色を再現するため、風景写真や学術写真、警察機関などに好んで用いられると言われている。肌を撮ると黄土色っぽくなるそうだが、それが本来の日本人の肌の色なので、間違っていない。

しかし人は現実よりも虚構の方に憧れる。ポートレートを撮るのなら、やはりキヤノンの色が良いのだろう。

でも最近はキヤノンもニコンも似たようなものとどこかで聞いた覚えがあるし、RAWで撮って現像すれば変わらないとも言われているので、色味以外の訴求点を探すとすれば、性能は同等と仮定した場合、価格と使いやすさということになるだろう。

実際彼女もキヤノンよりもニコンの方が、同じ性能のレンズだと5万円ほど安いので、ニコンに心が揺れ動いているということだった。19歳の学生の女の子の意見としては理に適っている。

それに今使っているカメラがニコンなので、キヤノンのカメラに変えてしまうと、購入したレンズが使えなくなるというのもネックになっているとのことだった。所有レンズを見せて貰ったが、確かにマウントを変えてその2本が使えなくなるのは勿体ない。

いっそのこと、まだ所有レンズが少ない内に思い切ってキヤノンに乗り換えてみてはどうかともアドバイスしたが、なにぶん若い学生だし、レンズを買い替えるのは負担になる。というわけで堂々巡りとなった。

レンズの方はというと、シグマの70mm-200mmF2.8を検討しているとのことだった。それではスタジオでは使いづらいんじゃと尋ねたら、ロケ中心でカメラをしていきたいとのことだったので合点がいった。距離が大きく取れるロケ撮影が中心なら、標準レンズよりも中望遠から望遠の焦点域を備えたレンズの方が、良い写真が撮れることだろう。背景を暈かしたり、圧縮効果を狙った写真が撮りやすかったり、余計な背景を切り取ることが出来る。ズームレンズである点も使いやすさの点から言って良い。構図を即興的に変えることで、通り一辺倒にならない様々な写真を撮ることが出来る。

果たして19歳の若い女の子がニコンのフルサイズを買うのか、キヤノンにするのか、数ヶ月後の購入報告が楽しみである。