ディスプレイ選び -自作パソコン失敗体験記 第2回-

このとき購入したディスプレイは、PS4やAmazonプライムビデオ鑑賞に役立ってます。
このとき購入したディスプレイは、PS4やAmazonプライムビデオ鑑賞に役立ってます。

自作PC組み立てを決意してから早半年、なんかパーツの相性問題とか色々めんどくさそうだしという理由で、購入計画は一向に進まず。これでは埒があかないので、まずは目的を明確化させて、購入意欲を奮起させることに。

とりあえずパソコンでテレビが見たい。というのも、今部屋にあるテレビは東芝の84年製14インチで、どういうわけか、NHKとテレビ大阪(テレビ東京系列)が映らない。ここ数年はもっぱらインターネットばかりでテレビを見ないので、そろそろテレビ買い換えようかなぁと思うことも全くなく、幾年も過ぎていたのだった。

半年前に溜め込んだ自作PC情報収集用ブックマークをクリックしてみると、IO-DATAの19インチワイドディスプレイが出てきた。これいいなぁと思ったのだけれど、そもそもテレビを綺麗に見たいのなら、パソコン用の液晶ディスプレイではなくて、テレビそのものを買った方が映りが良いのでは?という疑問もあり、とりあえずテレビチューナー付きの液晶ワイドディスプレイを検索してみることに。

そうしたら11万円で出てきた。パソコンの電源を入れなくてもテレビを見られるということで、電気代にも優しそうだし、スピーカーも付いている。24.1インチということで、かなり大きめ。しかしどうせ買うんだったら、やっぱりテレビそのものを買った方が映りが良いのではと、再び疑問(物欲)に苛まれる。

パソコンはパソコンでグラフィック処理などの仕事用に購入して、テレビはテレビで娯楽用に買った方が、上質な映像と音楽を楽しめるのではないか。用途を仕事用と娯楽用に割り切った方がいいのではないか。そもそもパソコンでテレビや高画質・高音質DVDを見るなんてのは、邪道なのではないのか。でもパソコンでテレビも見てみたいし、場所を取らずに済むし、ハードディスクに録画も出来るし、レコーダー買ったりハイビジョン液晶買ったりするよりも安上がりで済みそうだし・・・。

例えば、TOSHIBA REGZA 37V型 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 37C3000なんかだと、15万円で手に入る。テレビチューナー付き液晶ディスプレイ11万。う~ん。

2年くらい前は28インチの液晶ワイドテレビで実売価格18万円くらいしたので、液晶テレビも随分安くなったものだなぁとしばし感慨に浸る。

そうだ、青写真を描いてみよう。自作PCは映画やアニメのDVD観賞用にも使用。パソコンで作業をしながら気が向いたときにDVD鑑賞?一方で液晶ワイドテレビはテレビやDVD鑑賞に。と考えるとやっぱりわざわざ自作PCに高い液晶ディスプレイをつぎ込むのは無駄か。液晶ワイドテレビを買ったら、ハードディスクレコーダーだって欲しくなるだろうし。うーん、堂々巡りだ。アナログ放送が2011年で終了だから、それまでに4年ある。ここ4年テレビをほとんど見てないのに、液晶ワイドテレビを買う必要があるだろうか。それにあと4年経てば液晶ワイドももっと安くなってるかも知れない。それまでの繋ぎとして、テレビチューナー付きの24.1型ワイド液晶ディスプレイを購入するというのはどうか。

と、ここまで考えて、ようやくテレビチューナー付き液晶ワイドディスプレイ24.1型を購入する動機の理由付けが出来た。しかしここに、三菱の液晶ワイドディスプレイという高性能のディスプレイへの誘惑が立ちはだかる。そしてその誘惑は、後に紆余曲折を経て、テレビチューナー付きから、チューナーなしのディスプレイ購入へと繋がるのであった。